今日,映画「舟を編む」を見ていました。
若い男女(松田龍平と宮﨑あおい)が観覧車に乗っているんです。
宮﨑が「観覧車って寂しいよね」と言うんです。
私も,そう思います。
上がっていくときは,どんどん風景が小さくなって,「天に上がっていく」という感覚になります。
でも,頂点を過ぎると,地面(現実)が近づいてきて,この夢のような,現実とは思えないような時間の終わりを否応なく感じます。
遊園地の乗り物は,どれもこんな寂しさを持っているような気がします。
ジェットコースターだろうが,スペースマウンテンだろうが,回転木馬(メリーゴーランド)だろうが…。
だからこそ,たった数分でも,非現実的で浮遊するような時空の中にいたい,と思うのかもしれません。
もう一つ
「不適切にもほどがある」第7回より
「(人生の)最終回が決まってないなんて,俺から言わせりゃ最高じゃん!」
そうなんですよね。
人生の最終回なんて誰にもわかりません。
さっきのセリフの少し前に,こんな言葉も…
「最終回の前まで,グチャグチャでいいんじゃないの?」
人生はグチャグチャでいいんです。
スマートに生きようとしたって,それは無理というもの。
こんな,素敵な言葉を聞いたあと,階下に降りると認知症の母親。
一気に,現実。
ドドーンと気持ちが急降下。
まさしく,ジェットコースター的気分の落差。
今日の私
運動公園で50分のランニング。
「基礎問題精講 数Ⅲ」 64/125終了
読書関係
「冬に子供が生まれる」 34/364