今日2度目の投稿です。
私,本は蔵書として本棚に並べておきたい派です。
本に囲まれて眠るという,幸福な毎日を送っています。
しかし,余命を考えると,所有している本をどうするかが問題です。
長男は,この家に住むことはないと言っているし,次男も同じかもしれません。
そうなると,私の蔵書を読む人も,引き継ぐ人もいないということになります
「本を手元に置きたい」
けれども,それは,そろそろやめなければならないと思っていました。
今日,町の図書館に「沈める寺」を返却しに行きました。
そして,三浦しをんの「舟を編む」を借りました。
数日前から映画で「舟を編む」を見ています。
なかなか面白い。
原作も読んでみようか,と思ったのですが,三浦しをん作品は私には,ちょっと合わないんです。
ですから,文庫を買うというのも,ちょっとためらっていました。
それが,今日,図書館で見つけて,ラッキーとなったわけです。
貸し出しカウンターから出口に向かうところに,新着図書の棚があります。
チラッと見たら,なんと,今一番読みたい「ともぐい」があるではありませんか。
つい最近,直木賞を受賞した作品です。
著者は河﨑秋子さん。
略歴を紹介すると,
河崎さんは道東端の酪農家に生まれ、自身も十数年間、羊飼いとして生活しながら小説を執筆してきた。「兄が害獣駆除の免許を持っており、仕留めたシカの解体は私の担当だった。そうした経験の中から抜き出した部分もある」
この人の写真を見たとき,
大地とともに生きている野太さがあり,「信頼できる」と思いました。
もう一つ,思ったのが
「アイヌの血が流れているかもしれない」
私が住んでいる地方にも,アイヌとの関わりを感じさせる地名や言葉があるようです。
私にも,薄いながらアイヌの血が流れているかもしれません。
「ともぐい」は期待に違わず,力強い文体で鹿撃ち場面を描写しています。
こういう小説,大好きです。
今日の私
トレーニング無し
「基礎問題精講 数Ⅲ」 54/125終了
読書関係
「ともぐい」22/295ページ