Nクリニック受診後、すぐにMSクリニックの予約が取れたので、MRI検査へ。
(MSクリニックは、MRIとかCTとかの画像検査と人間ドックをメインでやっているところ)
検査前に、簡単な問診があるのですが、
「造影剤を入れたほうが、良性か悪性かの判断がつきやすいんですが、
どうします?」
と確認があったので、
「この痛みの原因を、とにかくはっきりさせてほしい!」
と即答し、造影剤を入れることにしました。
造影剤には、かゆみ、悪心、めまい、胸の苦しさなど副作用がいろいろある、
ということで、その説明を受けてから同意書にサイン。
で、MRI検査の部屋へ。
仰向けに横たわり、鉄の板のようなものをお腹部分にかぶせられました。
これが結構重い。地味にお腹に響く。
それから清涼感のあるクラシック音楽が流れるヘッドホンをされ、
「ちょっとでもおかしいと思ったら、押してくださいね~」
という謎のボタンを渡されて、半円形の筒の中へイン!
インした直後、ヘッドホンから「大丈夫ですか~?」と問いかけがあり、
「大丈夫で~す」と答えてから、検査開始。MRI、実は人生で3回目だったのですが、
ピーッ、ガタッ、ピーッ、ガタッ、
と終始でかい音が鳴り響いていて、とてもクラシックなぞ聞いている余力はないです。
お世辞にも快適とは言えないので、ひたすら「早く終わってくれ~」と念じておりました。
なんとなくですが、じんわりと内臓があったかくなるような感覚(痛いとかはない)が
あったかも。
筒の中でじっとすること数10分。
最初のMRI撮影が終わり、いったん筒から出て、
「今度は造影剤入れて、撮影しますねー。」
ということで、右腕に造営剤を入れるためのぶっとい点滴の管を刺される。
痛い。でも我慢。
「はい、これから造影剤入れますね。気分悪くなったらボタン押してくださいね。」
ということで謎ボタンを渡され、再度、筒の中へイン。
数10秒すると、やんわりと頭痛が発生しはじめ、微妙に気分が悪い感じに。
その後、腕や内臓がビリビリしびれる感覚があり、
「あ、これが説明で言ってた副作用ってやつか~。」
と不快感を感じつつも、造影剤が各臓器に届いってるってことだよね、
検査終わるまで我慢するか、などと思って耐えていたのですが、
そのうち首元、お腹、背中が熱くなって、めちゃくちゃ痒い!痒すぎる!
そして、だんだん息がしづらくなって、咳が出るように。
「こ、これはちょっとまずいのでは・・・」
と思ったら検査が終了し、筒の外へ。
筒から出た瞬間、私の首元を見て看護師さんが、
「あ、首が赤くなって湿疹出てますよ!お腹と背中も見せてください!」
と気づき、
「めちゃくちゃ湿疹でてますね。処置しましょう。」
ということで、めまいでフラフラしながら処置室へ。
先生が処置室に登場し、
「造影剤にアレルギー反応を起こしているみたいなので、
薬の点滴します。少し様子をみましょう。」
となり、さっき造影剤を入れていたぶっとい管に、点滴がぶっ刺さされ、
看護婦さんに血圧を測定されながら、パルスメーターで呼吸をモニタリングされることに。
そしえ・・・血圧が160! こんな高い数値、生まれて初めてみました・・・。
そして酸素飽和度も93! 通常97以上ないといけないらしい・・・。
咳が出てたのは、呼吸がしづらくなったからなんですね。
看護師さんはテキパキ作業しつつ、造影剤を打った前後のことを問診。
「・・・なことがあったんですけど、こんなもんかな、
と思って我慢しちゃいました。」
というと、割と真剣に、
「ちょっとでもおかしいと思ったら、
ボタン押さなきゃだめです。」
とド正論でやんわり叱られました。
そのとおり過ぎて、もはやなんの反論もありません。
若い看護師さんだったんですが、異変にすぐ気づいてくれて、
処置もテキパキこなしてくれる有能な方でした。感謝。
ちなみに、薬剤アレルギーが出たのは、
ガドリニウム(製品名:ガドビスト)という造影剤です。
100人に1~2人の割合で副作用が出るらしく、私はそれにまんまとヒットしたんですね。
こんなところで運使わなくていいのに・・・。
で、点滴で症状も収まり、血圧も通常範囲に収まってきたので、その日は帰宅。
検査結果はNクリニックに郵送するとのことで、診断は聞けずでした。
診療費:11,220円
なお、保険点数がMRI検査=1,330点に対し、造影剤=814点でした。
お金払ってしんどい思いするっていうね・・・。