以前に書いた記事の続きです。

https://ameblo.jp/yakinoki/entry-12590842594.html

 

ここでは金が相手の王に触れている状態で、それ以外は以前の記事と同じ条件でいくつ詰みの局面があるかについて考えます。

 

この場合、相手の王は必ず1番上の行にいます。

 

[相手の王が隅以外にいる場合]

 

相手の王の位置は7通り、それぞれに対し自分の王の位置は3通りですので全部で21通りです。

 

 

[相手の王が隅にいる場合]

 

下図より左右合わせて14通り。

 

 

 

以上まとめて35通りとなります。

 

前回の記事の結果と合わせると、

「こちらは金と王、相手は王だけが盤面にある」

という設定では59通りの詰みの局面があることがわかりました。

 

次は「こちらも相手も金1枚と王だけが盤面にある」状況で考えてみたいと思います。(気が向いたら書きます。)

今度は以下の様なちょっとテクい詰ませ方も出てくるので大変そうです。

 

 

因みに評価値は?

 

激指先生に初期段階で評価してもらったところ、勿論先手有利ではあるものの意外と優勢や勝勢ではありませんでした。

先手が負けることはないと思いますが、後手ものらりくらりと逃げ回れば助かるみたいです。

 

金ではなく飛車の場合、最初に龍を作られて相手玉は横にしか移動できなくなりますので対局開始の時点で先手勝ちです。

 

また同じように王1枚VSフルセットでも飛車先の歩を伸ばし、次に龍を作って王を追い掛け回せば詰みます。よって王1枚VSフルセット将棋でも対局開始の時点で勝負は完全についています。

 

 

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