マツコ・デラックス、『月曜から夜ふかし』騒動で日テレに激怒か

　

日本テレビの人気バラエティ番組『月曜から夜ふかし』でMCを務めるマツコ・デラックス（52歳）が、番組を巡る一連の騒動で同局に対し強い怒りを抱いていることが明らかになった。

問題の発端は、番組内で放送された街頭インタビューにおける中国出身女性の発言捏造疑惑だ。この問題を受け、番組プロデューサーはマツコに対し、当面の間、素人への街頭インタビューを控える方針を伝えたという。これに対しマツコは、「そんなんでどうやって面白くすんだよ！」と激しく反発したと報じられている。

マツコの怒りの背景には、単なる番組方針の変更だけではない、より根深い問題が存在する。問題となったインタビューを編集したフリーディレクターが、事実上番組から追放される形となったが、このディレクターはマツコが信頼を寄せるスタッフの一人だった。局側にも責任があるはずであるにもかかわらず、当該ディレクターのみが処分されるという局の対応に対し、マツコは強い不満を抱いているとされる。その結果、マツコは番組降板を示唆するまでに事態は深刻化している（日本テレビ側は降板について「そのような事実はございません」と否定している）。

この問題は、番組制作体制全体のあり方が問われる事態でありながら、日本テレビは外部のフリーディレクターのみに責任を負わせ、事態の収束を図ろうとしていると見られている。こうした局の姿勢に対し、マツコのみならず、一部の視聴者からも批判の声が上がっている。さらに、発言捏造の事実は中国大使館にも伝わり、非公式なルートを通じて日本テレビに問い合わせがあったとも報じられており、事態がさらに悪化すれば、番組の存続そのものが危ぶまれる状況だ。

ネット上では、今回の騒動に対し「謝罪だけでは済まされない」「番組打ち切りは不可避」といった厳しい意見が相次いでおり、BPO（放送倫理・番組向上機構）による審議入りも報じられている。番組公式サイトでは謝罪文が掲載されたものの、実際の放送ではこの問題に触れることなく通常通り進行しており、その対応にも疑問の声が上がっている。