本陣殺人事件 | ゑびすたろうのブログ

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さてと本日は、ちょいと前に81歳で亡くなった『中尾彬』氏の主演出演作品として唯一所持している、


故・横溝正史氏原作の


『本陣殺人事件』のDVDを発掘したお話。


私はこのブログでも以前から書いているように推理小説作品として一目おく作家『横溝正史』氏の作品が中学生の時より大好きで、彼により以降の読書が習慣化した事を踏まえ、『読書』というDimensionで私に大きな影響を与えた方でもあります。


以降、朗らかな作品を読むことはまるでなくなり、殺人事件をベースにどのような犯行を完全犯罪として処理するかの知識を得ることができ、『横溝正史』ブームが起こり始めた1970年代には『横溝正史』氏の作品がカラーで作られ、記念すべきカラー映画第一作『犬神家の一族』が1976年に公開され、


恐ろしいほどのブームを引き起こし、以降、岡山県の鬼首村(おにこうべむら)手毬唄をベースに殺人事件が起こる『悪魔の手毬唄』や、俳句に従い殺人が行われる『獄門島』など、戦後すぐに起こったと仮定する事件がどんどん映画化されていったのですが、今回紹介する作品『本陣殺人事件』は『犬神家の一族』が公開される一年前である1975年にATG(日本アート・シアター・ギルド)という海外映画の配信会社だった会社が作成した作品で、前述した『犬神家の一族』や『悪魔の手毬唄』や『獄門島』を作成した角川映画や東宝映画のような大手ではなかった事により予算的な問題から、例えば金田一耕助の衣装が汚い羽織袴にトリウチボウがスタンダードなのに対し、

ATGの『本陣殺陣事件』は時代設定を現在にする事により、金田一耕助を演じる『中尾彬』氏の格好洋服となっているなど、かなり原作のイメージとかけ離れているのが特徴な作品であることがわかりますよね‼️

まぁ、『横溝正史』氏のファンと言う事で一応ソフトは購入しているのですが、


あまりにかけ離れた絵にちょっとドン引きした事もあり、それ以来整理前のダンボールに入ったままとなっていたのですが、前述したようにこの作品で金田一耕助役をやられた『中尾彬』氏が亡くなった事もあり、ちょっと見直してみようかなと思っているところです。


それと、どうやら現在は同作品がBlu-rayとして発売されているようなので、

合わせて発注しておきました・・・


以上、81歳で他界した『中尾彬』氏を偲び、主演二作目の1975年公開の『本陣殺人事件』を改めて鑑賞させていただきたいと思います m(_ _)m