豚足なび＠たくみプロデュースです。
頂き物の肉厚な椎茸を嬉しそうに眺める頑固おやじ。
その横でその椎茸を渋い顔で眺める私。
口に入るものなら何でも食べる私の唯一苦手な食材でございます。
あの味を想像させる笠が何とも言えんですな。
冷蔵庫でも何処でもサッサとしまって見なかった事にしたいところですが、頑固おやじはお構いなしに椎茸を小さくカットします。
そして出来上がったのがコレ↓
『頑固おやじの椎茸チャーハン！』でございます。
まず、小さくカットした椎茸は細切れチャーシューと一緒に卵に混ぜ合わせます。
これを胡麻油で炒めます。
少し火を通しご飯を投入。
しっかりと混ぜ合わせてから豚足だれを入れます。
塩で味を整え、きざみネギを入れて強火で一気に仕上げて完成でございます。
ニヤニヤしながら私の前に差し出す頑固おやじ。
「やっぱり無理っ！」ってな声を期待している顔ですな。
しかし、出されて喰わないのは私の流儀に反するのでございます。
手にしたスプーンは一瞬の躊躇の後、妖艶に輝くチャーハンを目指します。
スーッと入って行くこの感じ・・・
いつもながらパラッとしつつもしっとりとした感触ですな。
口にした瞬間、椎茸の独特な香りが広がり、グニョリとした食感の後に更にあの風味が強まります。
椎茸の風味にチャーシューが隠れるかと思いきや、しっかりとコクと旨味は残るんですな。
両者を優しく包む玉子、そして味を引き締めるように広がるネギの風味とのバランスも中々のもの。
それに加えて豚足だれの旨味が味に奥行きを出している感じですかね。
食材の特性を熟知した上で上手に活かし、他の食材とのバランスも考慮して互いに味を高め合い、更に食べ手の好みにも合わせたこの味わい。
食材と人への愛情でございますな。
とか何とかでキレイに完食し、頑固おやじの期待を裏切ります。
「喰っとるがなっ！」
頑固おやじが叫んでおりますが、私が苦手なのは椎茸だけが口の中を支配する場面。
丸焼きにポン酢とか、ドーンと椎茸！ってのが絶対にダメなんですな。
主役じゃなく脇役とか縁の下とか、ヤツは控えめな役柄こそがお似合いなんじゃないですかね。
バラ寿司、巻き寿司、炊き込みご飯等々には椎茸は欠かせませんし、椎茸の出汁もわたしゃ大好きなんでございます。
頑固おやじの悔しそうなそうなあの顔、、 写真を撮っときゃよかったですな。
と言うことで私のトリセツの時間は平和に過ぎ、頑固おやじは厨房に、私は雨の街へと消えて行ったとさ。
皆様も椎茸チャーハンをご家庭にて是非お試し下さいませ ^^
それでは明日もやじろべー店舗と通販を宜しくお願い致します！！
豚足なび＠たくみプロデュースでした。
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