【小説】JR上野駅公園口 | 〇〇の様なモノ

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JR上野駅公園口

柳 美里

 

すげ、柳美里って一発で変換が出た爆  笑

 

そんな一発で変換が出る作家さんの作品。

 

とある日、持って行くはずの本を忘れて出かけてしまって、時間が15分ほどあったので本屋に駆け込み買ったのがこの本。

 

帯に不思議な文句が。

 

全米図書賞受賞!

 

ん?全米?

 

それだけで買った爆  笑

 

ネタバレぎみな事、ポイント的な事に触れると思いますので、ご注意下さい。

 

くもり くもり くもり くもり くもり

 

え~ 予備知識無しです。

 

目次でなんだか嫌な気配。

 

本文冒頭から「なんなん?」的に謎めいた一節から。

 

ずっと最後まで出て来る「謎の音」

 

なんでしょ、「つかみはOK!」みたいな始まりでした。

 

全体的にはこの「謎音」の話、主人公の今現在の生活ぶり(ホームレス生活)、主人公の生い立ち的な過去の振り返り、それに加え今現在主人公が目にしている光景(ホームを有する人たちの姿)とがバラバラに入れ込んでくる作品。

 

今の自分と回想的な感じかなと読み進め、なんでしょ、全体的に重くどんよりです。

 

主人公が自ら言う「運が無い」人生のどんよりさもそうだが、なるべくしてなってしまった様な哀しみもありで結構つらい。

 

天皇陛下と同じ誕生日云々~解説に関してはノーコメント。

 

一つひっかかってしまったのは・・・・騎手名の読み方間違え。

 

文中で馬券を読み上げるシーンがあって、オオエライジンの馬名が出て来て東日本大震災の後の話だって言うのはわかったのですが、(オオエライジンは2011年の兵庫ダービー馬)騎手名「木村健」を「キムラケン」と読み上げてたが、正確には「キムラタケシ」です。

 

あるあるなんですが(多分鷲見アナウンサーだったと思うけど民法の競馬番組でさえ「ケン」って読み上げてた)、現存する人だし(現調教師)正しく書いてあげてもよかったんじゃないかなって。

 

ちなみに文中に出て来る馬券が当たれば5千円ぐらいにはなるかもといっていますが、当たっていたら100万は余裕で超える大波乱馬券だと思います爆  笑

 

つい・・・・競馬の話が・・・・・あせる

 

「謎音」もそのセクションが進むにつれ状況もわかってくると、この作品自体が「走馬灯」なのかなと。

 

相馬の出身だから?ってダジャレは含まれてないとは思いますが・・・

 

意外と短い作品なので、時間をかけず読めました。

 

一言で言うとモヤモヤしてます。

 

あ、関係無いけどページのフォントもなんだかモヤモヤしてます。

 

 

 
 

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