今年の3月に、自分を変えるために1年間何かに取り組むことを決意しました。その取り組みの1つとして毎月1冊本を読んでいます。【読書】というタイトルがついた記事では私が読んだ本について紹介します。


セキセイインコ青3冊目の本セキセイインコ青


世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術
アイザック・H・ジョーンズ 著
白澤卓ニ 監修
サンマーク出版

オススメ度 ★★★★☆
裕福な家庭でないと実行できない部分もあるので星を1つ減らしましたが、内容的には大変興味深く面白かったです。


【本の内容と感想】

著者は健康や予防医学、アンチエイジングのプログラムをクライアントに提供する機能性医学のドクターです。


ハリウッドスターやサウジアラビアの王族をはじめ五万人のクライアントの脳と体と心をベストパフォーマンスに導いた実績があります。


その効果は、糖尿病の疾患が治った、1ヶ月で8キロやせた、うつ症状が改善した、年収が1.5倍にアップしたなど実に様々。


何がビジネスや人生においてのパフォーマンスを向上させたか。それは"食事"です。


その効果はクライアントだけではなく、著者自身をも大きく変えました。


著者は10代の頃発達障害の診断を受け特別クラスに在席していましたが、専門家の指導に従い食事を変えたことでたった4ヶ月で普通クラスで授業を受けられるようになり、その後アメリカのライフ大学に飛び級で進学し、大学で一人しか選ばれない首席者リストに名を連ね、大学院を主席で修了したのです。


彼はこの本で、最高のパフォーマンスを発揮するための生活様式 "スーパーヒューマン・ライフスタイル" について、その具体的な方法と根拠について紹介しています。


私が読んでみてこの本の要点だと感じたことは次の2つです。


①人のエネルギー源には糖質と脂質の二種類があり、脂質こそが本来人にとって自然なエネルギー源であること。


②「良いアブラをとり、悪いアブラをとらない」、「糖質の摂取は必要最低限にする」、「遺伝子組み換え食品を食べない」、「毎日、十分な水分をとる」ことで人は本来のパフォーマンスを発揮し健康な体を手に入れられる。
 

本の後半には "アブラ効果を最大限に加速するプチ断食" の具体的な方法も紹介されています。


私にはプチ断食は少しハードルが高く感じられたので、今のところ実行する予定はありませんが、彼の勧める "良いアブラをとり、悪いアブラをとらない" に取り組むことにしました。


具体的には次の5つのことを行いますニコニコ


①キャノーラ油とサラダ油をやめて、コメ油を使う

②ごま油は圧搾法のものを使う

③荏胡麻(えごま)油または亜麻仁油を摂取する

④マーガリンを使うのをやめ、バターを使う
(消費を抑えるために食パンに毎回バターを塗るのをやめ、時々にする)

⑤唐揚げ、天ぷら、フライ等の揚げ物の頻度を少なくする。揚げ物に使った油は極力再利用しない。


彼の提唱するスーパーヒューマンスタイルを完全に実行することは私には難しいです。しかしたとえ一部でも実行することは、パフォーマンスの向上は見込めなくとも、体にはいいはず。


糖質は炎症を起こし、良質な脂質は炎症を抑える効果があるらしいので、サルコイドーシスで体が炎症を起こしやすくなっている旦那さんの体にも優しいと思うのです。


しかし、この本を読んで思ったのですが健康な体を作るための食事にはお金がかかるアセアセ


朝からスムージーを飲んだり、肉を手頃なお肉から良質な家畜の肉に変え、良質な油を摂ろうとすると、ひと月あたりの食費は一体いくらになるの!?ガーン


私の朝食なんて1斤98円(税抜き)の食パン1枚ですから、1食30円もしません。これをスムージーや野菜サラダ、チーズやギー(良いアブラの1つ)に変えると10倍に跳ね上がります。


良質なお肉なんて100gあたり100円や200円じゃ買えませんよね?キョロキョロ


彼の顧客は経営者や王族など経済的に裕福な人たちが多いようなので、彼らにとっては些細な金額なのかもしれませんが、経済的に余裕のない家庭にとってはかなりハードルが高い滝汗


我が家の家計では全て実行するのは到底無理です。しかし、先に述べた5つくらいならなんとか出来そうかなとニコニコ


とりあえずこの本は面白かったです!


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