2024/06/17 友人の夫が認知症になり、老いについて考え、亡くなった親友を思った | つっちーの日々

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アクティブで毎日を楽しんているとよく言われる私だが、今日はネガティブな内容になりそうだ。


友人に会って、とてもショックな話を聞いた。 

友人の夫が認知症になって 病院に毎回

付き添っているらしい。

暫く会っていなかったから驚いた。 


 発症の様子を聞いたら、 駅の名前や人の名前や
日常生活の言葉が出てこなくなったり、できていたことができなくなったりで
?はて?
と思って受診したらしい。 


 「私だって物忘れ激しいよ」 

と言ったら、そういう段階ではないと言う。
もう医者に宣告されているのだそうだ。


 夫の認知症だけでなく 他にも背負っているものが重いので気の毒になった。

陰ながら応援していきたい。


 全国組織の支部の大事な役割を担っていた人だった 。

サッチャー首相でも、長谷川和夫という認知症研究の第一人者でさえも認知症になるのだ。 


 ましてや、私が認知症にならない保証なんてどこにもない。 

 

癌になるのも怖い

 足腰が弱くなってシニアカーでないと出かけられなくなるのも不安 

旅行や観劇など遊べなくなるのもさみしい… 


 でも1番怖いのは認知症になること


 亡くなった親友がよく言ってた。 

「認知症になったら本人はわからないんだから幸せなのよ。」 

「のたれ死ねばいいのよ。
いつまでも自治体がほっとかないわよ。」 


と前向きとも、楽観的とも、
無責任とも、諦観とも、倦怠とも色々に取れるが、
その表情と口調はとても明るくて建設的で希望的だった。


 私が一人暮らしで不安がっていたから元気づけてくれたんだと思う。 


 一番遊びによく付き合ってくれた人だった。手帳を見て
空いてさえいれば必ず「いいよ」と言ってくれた。 


 毎日その人の事を思い出さない日はない。


 生きていてくれたらなあ ・・・・


年を取るということは

 自らの老いを引き受けることだけでなく、 

心の支えだった大切な友人を少しずつ失っていくというこ
と・・・・