2024/05/07 NHKドラマ「向こう岸」子どもの視点から見た生活保護の感動的なドラマ | つっちーの日々

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今日は特に大きな出来事はない。


 朝  仕事の最寄り駅のマックで新聞を読んで、職場に向かう。午前中仕事。 


 午後地域のコミセンでストレッチ・ヨガ。 


 四時過ぎに帰って、たまっている録画をみて、食事。 


 7時から月一の山の会の会議があり、8時半帰宅。

となんでもない1日


…書く事無いなあ…と思ったが、
一つあった。

今日再生して見た昨日のNHKのドラマ
「向こう岸」 

 これは久々の感動のドラマだった。


 たしか前に映画で生活保護の事をシビアに取り上げた映画があった。 

 「護られなかった者たちへ」 

佐藤健、阿部寛、倍賞美津子などの配役だった。 

 日本の福祉の現状を、貧しさを訴えていた。 


 今日見たドラマ「向こう岸」
は同じく

生活保護を問題を扱っているが、

中学生の視点から描いているのが新鮮で、
力強くもあり勇気も湧いてくる。 


 この子達が元気に生きられたら日本の未来も捨てたもんじゃないと思わせる。

しかし初めからそうではなかった。 


 二人の主人公 の1人は、父親の母校の

有名進学校に合格はするが、ギリギリで入ったあとは悲惨な学校生活が待っている。 


劣等感、親のおもすぎる期待…ふと死のうとする所を助けられる。

助けたのが、もう一人の主人公で、生活保護を受けている同じクラスの女生徒。 


 彼女は、俺達の税金で養ってやっているんだとからかわれ
「生活保護者」と書いたTシャツを着て 

「これでまんぞくか!養ってくれてありがとう」と
毅然と対峙する。 


 しかし精神を病んだ母親と妹の面倒を見て、家事の全てをこなすヤングケアラーの現実は厳しい。


 そんな中で調べることが好きな少年は 

生活保護法を勉強して、
少女に、高校に行けることや
アルバイトも可能なことや、
権利としての制度を教える。


 彼女との縁で「居場所」に通い、自分らしさ、人間らしさを少しずつ取り戻していくが、父親に見つかってしまい、閉じこもってしまう。 


 だが少女は、権利としての制度を使って、将来何倍にもして返そうと、今の生活を抜け出そうと、少年の調べたことから勇気を出し、母親を説得して、生活補佐のサービスを受け入れることを決め、卑屈な心を前向きな強さに変えていくところが
感動の山場だった。


少年は、自宅の窓の下にやってきた

少女の姿と言葉で、生き直す希望を掴む。


 あらすじばかりになってしまったが、

この素晴しいドラマをぜひぜひ大勢に見てもらいたい。 


 きっと再放送があるだろう。


 日本では今でも、生活保護を権利と思わず、恥ずかしい、
申し訳ないと思う人が大半だと聞く。


 役所でも、なるべく受けさせないように厳しく制限したり却下したりする自治体も多いと聞く。

どこに税金を重点的に使うのか…それが問われる日本だ。