先日 給食の事を書いたついでに…
給食の歴史(私にとっての)
小学校の途中から給食が始まった。
コッペパンと脱脂粉乳とおかず。
脱脂粉乳は嫌いなものとしてよく話題にのぼる。当時も飲めない子がいた。
でも私はとても美味しいと思った。
だって乳製品なんて食べたことなかったから。
(なんでこんな美味しいもの飲めないんだろう?)と不思議に思った。
おかずは、鯨の竜田揚げと竹輪の揚げたものがよく出たことだけ覚えている。
風邪を引いたりして休むと、
先生がコッペパンを紙に包んで近所の子に持たせてくれる。寝ながら近所の子がそれを持ってきてくれるのを楽しみにしていた。
こう書いていると、貧しい時代だったんだなあと思う。
中学高校とお弁当時代が続き、 給食を食べるようになるのは、 東京で教員採用試験に受かって就職してからだ。
初めの品川区の給食のことは覚えていない。
次の新宿区は財政が豊かなので、
多分他区に先駆けて食器が陶器に変わったと思う。
それまではアルマイト食器や、ままごとに使うようなぺらぺらなプララステックなどを使っていた。
陶器は画期的。種類も ご飯用、カレーなどの大皿、
普通のお皿、デザートなどの小皿、スープ用などがあった気がする。
運ぶのに重いのと
割れるのが難点。
結構高価な食器だった。
新宿の時、友達とランチなのに給食を食べてしまった失敗談を書いた友達が栄養士だった。彼女は区の基本献立に頼らずに独自の献立を考えては
「これ食べてみて」と試食させてくれた。給食は美味しくて評判良かった。
次の区に移ったら、また ままごと用のチャチなプラスチックの食器に戻って、
幻滅した。
補助が出ているから何処でも
三百円以内の給食費だった。
この徴収事務が大変で、
振り込まない家庭が学校によってはどっさりいた。担当者は調べて一人一人に手紙を渡す。
今でも先生がこの事務をやっているのだろうか?
ちょっと国が無駄遣いしている予算を回せば、すぐに義務教育給食費無償になるのに…
コロナの頃のバラマキが惜しい。
話が反れたが、退職しても
三百円位でお昼が食べられるのは嬉しい。
安くて美味しくて栄養バランスが良く安全!
もうどこの学校もすべて陶器に変わっているはずだ。 いつなくなったか?先割スプーンというのもあった。スプーンとフォークの合体品だ。
給食時間が一晩楽しみというこどもも多い。
ちなみに、多分どこの学校でも人気メニューは同じで、揚げパン、カレーライス、
焼きそば、キムチチャーハンなど…
TVドラマに「おいしい給食」というのがあって、市原隼人主演。市原のイメージ
どこにもない。ぶっとんでいる…
そこが面白い。映画化もされた。
大好きなドラマで、次のシリーズが始まるのを待っている。3まで放送された。