2024/04/12 映画「オッペンハイマー」を見て | つっちーの日々

つっちーの日々

元気な好奇心旺盛な女性。
趣味沢山。でも深くはない。登山、映画、演劇、温泉、旅行、読書、コーラス、美味しいもの食べ歩き、園芸…交流しましょう!

3時間の超大作だが、

難しくて気を抜けない。 


理解しようとして緊張し、
分からなくて焦り、消化不良のまま3時間が終わった。 


・マンハッタン計画、 

・ナチスが先に原爆を作った ら

    大変なことになる、 

・科学者の総力を上げた研究 

・原爆投下しなくても日本は降伏した 

  

 という位の浅い知識しかなくて見たから、登場人物の多さと、立場や関係が分からずに話が進んていって困った。 


 また時系列が複雑で、入り乱れているから   なおわかりにくい。

メークで年取ったのがわかるし、

カラーとモノクロの区分けも理解を助けてはいるが些細なものだ。 


 一番の山場は砂漠での核実験。

弟もプロジェクトに加わり、兄弟揃って頭が良いらしい。 


 想像以上の破壊力だと認識される所までで、広島や長崎で投下されて、

どんな被害の様子だったのかは

全く触れていない。 


 実験成功に、プロジェクトに関わった人たちの歓声や、体中から沸き起こる喜びには、日本人として大きな違和感があり、 納得できなかった。


 しかし、後半こそが、難しかったが

描きたかったテーマなのかもしれない。


私にはこの後半がとても難しかった。


 恥をさらけ出すようだが

 後半、オッペンハイマーが取り調べられ、責められている長い時間が、何をいいたいのかよく理解できなかった。


 魔女狩り、赤狩り、
の多少の知識はあったが  そういうことなのだろうか?


 確かにカレの周りに共産党の人物は多いが、何を問題にされ追求されているのかが消化不良のままだ。

スパイの容疑か


途中で眠ったのかもしれない


 勝手に映画を構成してみると… 

 無心に量子力学の研究に挑んでいく若い頃のエネルギーあふれる主人公と、

その日常が一部。 


 政治に取り込まれて マンハッタン計画の責任者にさせられて   原爆を完成させ、

栄光と名誉を受ける2部。 


 世界を破壊させる、人類を滅亡させる、恐ろしい兵器を作ってしまった

苦悩と後悔の3部 


 国家に翻弄され、裏切られるのは、天才科学者の常かもしれない。 


 今でも、遺伝子研究が秘密裏に進んでいるかもしれない。 


 宇宙工学で着々と宇宙への移住や、

レア鉱物資源発掘の研究も驚くほど進んでいるのかもしれない。 


 昭和の、貧しかったけれど、みんなが貧しくて、畑を耕し、家族で労働し、

子どもは地域で元気に遊んで育っていった時代を懐かしく、幸福だったなぁと思い出す。