2024/01/26 日本アカデミー賞ノミネート作品と私の感想 | つっちーの日々

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2024年日本アカデミー賞の候補作品が発表された。
3月8日発表

「怪物」
「ゴジラ −1.0」
「こんにちは母さん」
「福田村事件」
「PERFECTDAYS」


優秀賞に選ばれた5作品は
全部見ていた。

「母さん」は
山田洋次と吉永小百合推しが入っているようにも思うし、他と比べて深みが
イマイチ。 私的には1段下がる。

「怪物」も
監督の名前が票に入っている気がするし
(好きな監督だが)
イマイチ言いたいことがストレートに 
伝わらなかった。

あとの三作品は文句なしの
5段階評価の5の花丸!

どれも大好きで 本当に心に染みたし
感動の余韻に浸った。
だから どれが最優秀に選ばれても
満足だが…

多分予想では「ゴジラ」かな?と思う。

単なる戦後の悲惨さやゴジラとの闘いを描いたのでなく、血の繋がらない人間の絆や優しさ、生きる希望が中心に据えられている。

そして戦争で死んていくことを美化せずに「生きろ」というメッセージを発信している。

ても心の何処かで
「福田村事件」が取ってほしいとも願っている。

歴史に埋もれた真実を掘り出し、
見ていて辛く悲しく叫びたくなるほどの迫力と緊張感を感じた。
俳優たちの熱演も脚本も素晴らしかった。

覆い隠されようとする歴史的真実を勇敢に描き出した事に拍手を送りたいが
こういう社会的な、時の政府批判的映画はアカデミー賞では無理だろうと見た時から思ったから、候補作品になっただけで評価する。

でも「新聞記者」が受賞したな。

「PERFECTDAYS」は
一番最近見た。
ドイツ人の監督が あんなに日本的な美や幸せ感を描けることに驚いた。 

だが何と言っても「役所広司」だ。
淡々と ほとんど喋らずに進行していく映画だが随所に
「こんな所に幸せがあった!」
を思い起こさせてくれる。
木々のそよぎや 日差し…

でもしっかりと3つのラブストーリーが組み込まれている。
想像力をかきたてられる映画だ。

ここに出てくる渋谷のトイレの数々を見て回りたくなる。

今日は珍しく何も無い午後だ。
まだ見てない
「あの花が咲く丘で君とまた出会えたら」
を見に行こうかとおもっている。

トーク番組で福山雅治が最後に流れる主題歌について想いを語ったていた。
それも楽しみだ。

コロナ以前は年間百本見ていたが、コロナ以後50本に減った。

(映画を見終わって)
「あの花の咲く丘でまた君と出会えたら」

宣伝を見て、よくある特攻の映画だなと思って、散々見てきたから(いいか)と思っていたのだが
見逃さなくてよかった。

タイムスリップして戦争の時代に行ってしまうが、そこでの体験が根本から人間を変えてしまうストーリーだ。

何度も涙が頬を伝わりそうになって上を向いた。

松坂慶子は存在感があった。うまいなあ…
特攻の母と言われる鳥濱トメがモデルだろう。

これは誰だ? 上手くてかっこいい!
と分からなかった印象に残る俳優は
久々にスクリーンで見る伊藤健太郎だった。

たしかこの映画もいろんな賞にノミネートされていた。

あの百合の丘はどこだろう?
行ってみたい。
(まさかCG?)

作品賞にノミネートされた映画は
すべて見てブログに書いているので、
これを読んで もしも興味を持たれた方は遡って読んでみてください。