3本線ノート術/橋本 和彦
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最近、ノート術にはまっています。
A6ノート一冊で、仕事もプライベートも勉強も
すべてを統合することに挑戦中。
これまで、いろんなノート術に挑戦していますが
「マインドマップ」方式は、どうも苦手・・・
頭の中がぐちゃぐちゃして整理できていない証拠ですが
なにか、思考の整理法やあとで読み返してわかるノートのとり方で
うまい方法はないものか?とおもっていた矢先に本屋さんで目の前に飛び込んできたのがこの本です。
著者の橋本和彦さんは、現役の有名進学塾の経営者。
勉強がよくできる子どもたちの思考方法や勉強方法を研究するうちに
あるひとつの法則に気づきます。
それは・・・
「『できない』問題を『できる』ようにしたときに、その一題分だけ伸びる」ということです。
また、著者は「できる人」は3つの力が豊かだ、ともいいます。
それは・・・
①時間管理能力
②問題解決力
③発想力
であり、これらの力をつけることは、子どもの勉強に限らずに大人の仕事術や日々の生活でも大切な能力でだといいます。その証拠に、著者が子どもの勉強用に著した本が、実は親の世代によく読まれ「資格がとれた」「仕事の効率が驚くほどアップした」などの喜びの声が、次々寄せられた、ことも紹介されています。
さて、その肝心の「3本線ノート術」ですが、
さっそく実践してみたノートの画像がこれです。
ノートの見開きに、左ページの左端に近いほうにたてと横に2本引く。
そして、右ページのちょうど真ん中くらいに1本引く。
これだけです。
なんや?と狐につままれたような感じでしたが、非常に理にかなっています。
左ページの2本線を引いた上部には、タイトル(僕の場合は日付を必ず入れます)
左の部分の狭いスペースには、テーマや日付。広い部分に、本の要約、議事録、TODOリスト・・・などを記入。
このノート術の「肝」は、見開きノート右側部分です。
たてに線を引いた右側には、自分の意見や疑問に思ったこと、ポイントとなる部分を書きこみます。
そして、その右側(つまりノートのいちばん右端)は、備考欄で、改善点、自分のオリジナルなアイディアを書きます。書評なら、自分なりの角度をつけたコメントの案などを書き込みます。
これだけです。
もちろん著作には、3つの力にそって、3本線ノート術がどう役立つのかを詳論していますし、メモ術の方法や数学や理科などの思考優先の勉強法、英語や社会などの暗記優先の勉強法のノートの作り方などが、とても実践的に書かれてあります。
ですから、この本にたちかえって、自分なりのノート術をつくりあげることができます。
僕自身は、TO DOリストのところがとても印象に残りました。
単に項目をならべ、できたかどうかだけを消しこみチェックする方法しかとっていなかったので、「どうやったのか」「どんな結果がでたのか」までをチェックするのが大切だ、という指摘がぐっと胸にささりましたね。
この本を読みながら、小さいころ、親父が「わかるとは、『分けること』だ」といっていたことを思い出しました。
この本のキーワードは、「徹底して分けること」なのかもしれません。
その意味は、ぜひこの本を読んでくださいね。
僕なりにランクをつけています。
「3本線ノート術」橋本和彦著(フォレスト出版)★★★★☆
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