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先日、ＮＨＫの「ようこそ先輩」という番組で、青森のりんご農家の木村秋則さんが登場し、母校で授業をされていました。その木村さんの著書、「すべては宇宙の采配」を読みました。
不可能と言われた無農薬、無肥料でのりんごの栽培を実現した木村秋則さんの体験談。もちろん、木村さんが無農薬、無肥料でりんごを作るまでの、苦労や発見なども書かれていました。無農薬栽培を通じて、「活かして生きていく」ということを自然から教えてもらったこと、人間は人間同士だけで生きているのではなく、虫や微生物や土と共生していること、農薬に頼っているわたしたちへの影響も懸念されることも良くわかりました。
しかし、この本にはそれ以外の木村さんの不思議な体験も書かれていました。龍を見た体験、宇宙人に出会った体験、シャボン玉にのってあの世に行った体験など、正直、経験のない僕たちには理解できないこともありました。
ただ、理解できるのは、土の中の真の姿がわからないように、自然栽培に限らず、目に見えていることだけ見ていても、本当のこと、真実はわからないということ。だから、わたしたちはもっと狭い見方だけではなく、広く物事を理解しようと努めなければならないと思いました。
真実は計り知れないものです。
僕なりにランクをつけています。
「すべては宇宙の采配」木村 秋則（東邦出版）★★★☆☆
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