村上和雄著「スイッチ・オンの生き方」(至知出版社) | 城陽発☆くまちゃんのダイエット&読書部屋

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何度も挑戦しては、成功→気を緩めリバウンドの繰り返し。思い切って、ダイエットをブログのタイトルにしちゃいました。おまけで読書部屋も(笑)面白そうな本があれば、コメントくださいね。当面200冊読破が目標!

スイッチ・オンの生き方―遺伝子が目覚めれば、人生が変わる/村上 和雄

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先日、地方議員研修会に向かう車の中でラジオを聴いていたら、FM京都のαモーニングという番組で、佐藤弘樹さんが、「ヒトとチンパンジーの遺伝子はたった一つしか違わない」ことなどを、村上和雄さんという科学者の見解を紹介しながら、お話をされていました。

 車を運転しながら聴いていたので、あまり集中して聴けなかったのですが、人間のあらゆる生命活動の源となる遺伝子というものが、オン・オフという考え方によって、変化・発展していくものであり、この理論は、ダーウィンの「進化論」を塗りかえる、可能性もある、ということが紹介されていたのです。

 なにやら、壮大な話だなぁ・・・と思い、まずは村上和雄の著作を読んでみようと、「スイッチ・オンの生き方」(至知出版社)から読み始めました。

 1冊の本だけで、著者の思想、考え方、理論を批評することはできませんので、これからこの方の本を系統的に読んでいきたいと思います。

 でも、この「スイッチ・オンの生き方」を読んで、僕が触発された問題意識は次のことです。

 共産主義者は、資本が(その人格化として資本家が)極限まで利潤を追求するという利潤第一主義を乗り越えて、自分自身と社会全体のために経済活動を行う、という未来社会、すなわち、社会主義・共産主義の社会をあるべき姿として、めざしています。
 生産手段を社会全体のものに移した、労働者をはじめとした国民が、共同の力、で理性的な判断によって、経済的の計画的運営をすすめていくことになります。
 こういう話をするときに、よく出される疑問や意見が「本当に人間が利害損得ぬきに、力をあわせることができるのか?」という、人間そのものにたいする見方です。

 僕は、人間の力を信頼しています。
 人は、その生物的なあり方からいって、自分のためだけでなく、人のために働くことに喜びを感じる存在であり、人間をふくめた自然の調和的な発展をめざすことができる存在である。

 村上和雄さんの著作によって、この自分の問題意識がさらに研ぎ澄まされるのではないか?という期待をもっています。

 もちろん、村上和雄さんの研究活動や著作活動、講演活動に対する賛否両方からの意見に謙虚に耳を傾けながら。

僕なりにランクをつけています
村上和雄著「スイッチ・オンの生き方」(至知出版社)★★★★☆

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