何度この言葉を発したことか。
きょうは、息子が通う小学校のマラソン(持久走)大会があり、沿道から応援する、・・・はずがスタート直後から、歩き出す息子を後押しして、一緒に走りました。
激しい運動をすると喘息の発作がでる息子は、なかなか全力疾走で走ったことがありません。なので、完走できるかどうか、が目標でした。
まわりのお友達は、同学年も、下の学年も上のおにいちゃん、おねえちゃんたちもどんどん抜かしていきます。沿道からは、「がんばれ!」とたくさんの方が応援してくださいました。
正直、傍らを走ることに抵抗がありました。
それは、自分のへんなプライド。子育てに、そんなプライドはいらないのですよね。
「走るのが遅いのは、親が運動音痴だからと思われないか・・・」
「一緒に走るってのが、過保護にしすぎてるんとちゃう?・・・」
いろんな反応を、勝手に自分のなかで想像して、結局、真剣に息子のがんばりをひきだすように向かいあうことを避けている。
そんな自分を克服するためにも、「最後まであきらめるな!」といい続けました。
ゴール近くになると、息子はポロポロないていました。
でも、なんとかゴールをゆっくりくぐりぬけました。 一番最後でした。
ぎゅっと、抱きしめてあげました。
おなかが痛い、というので学童に顔だけ出して早く迎えにいってあげました。
帰り道、ミスタードーナッツを買ってあげました。
おやつに食べようか?と聞いたら、「おかあちゃんと3人で一緒に食べよう」と大事にそうにテーブルに置いた息子。
極端にかけっこが遅い息子。ついつい、「どんくさい!」と思ってしまいがちなのですが、やさしさや思いやりをもっていることが一番大切なこと。
苦手を少しずつ少なくし、得意をうんと増やすために、もっとかかわっていかなければいけない、とあらためて思った日でした。
競争があれば、勝つものと負けるものがでるのは、当然です。何か一つのことで(運動や音楽でも)うまくできる人、あまり得意ではない人がでるのも当然でしょう。
しかし、勝ったものは負けた人の悔しさや残念な気持ちをしっかり胸に刻んで、いっそうがんばること。負けた人は、今の自分を乗り越えるために、自分ができる精一杯の努力を傾けることが大切だと思います。そして、みんなで励ましあい、みんなで伸びあうことが、必要なことではないでしょうか。
たとえ極端に走るのが遅くても、彼なりのがんばりと成長を激励しつづけられる、親であり大人でありたいと思います。そして、やさしい思いやりの心には、ちゃんと感動して感謝の気持ちをあらわせる大人でありたいと思います。
ぜひ、一日一回はクリックお願いします
↓ ↓