16日は、「ストップ・ザ・第2名神・城陽市民の会」のみなさんが城陽市長あてに、「建設反対」の要望書を提出されました。僕も、この要望書の提出に同席させていただき、意見と質問をさせていただきました。
担当課長が対応をしてくださいましたが、行政は「建設促進」の立場ですから、「建設するな」の市民と平行線です。
僕の感想的意見を以下書いておきます。
○第2名神を城陽に引き込むことによって、産業が活性化するというが、「物流の活発化、交通アクセスの向上により企業誘致が期待され、地元雇用の促進、税収のアップ」などなどは、すべて希望的観測、「主観」の話でしかありません。右肩上がりの経済のときならいざ知らず、モノと人が大都市へと集中し、地方がつぶされていく政策(市町村合併など)がすすめられ、構造改革の名のもとに中小企業や住民のくらしと営業が破壊されていくもとで、「第2名神が通ったから産業が活性化する」などという主張には、根拠がありません。
○根拠のない話をバラ色に描く一方、具体的でお先真っ暗な話が、大気汚染です。この日の行政の説明では、「いまよりは、大気汚染が進むがそれは、環境アセスでクリアされている基準内であり、道路の建設にともない公害防止策も講じるのだから、問題ない」というものでした。
どうでしょう?産業活性化は、主観のはなしですが、大気汚染は、いまよりも進むというのは、予想可能な客観的な事実の問題です。
バラ色の計画で、灰色の空気を住民に押しつけるな!と僕はいいたいです。住民のみなさんは、「いまよりも環境が悪化すること自体が耐えられない」と訴えていらっしゃるのです。
それなのに、「建設促進」ばかりを行政も、府議会も市議会も要望するというのは、本当に許せません。
これからは、大気汚染の危険性をデータをもとにした告発していくこと、たとえば、名阪道の天理インター付近の緑が排気ガスによって大変だ、というお話しもお聞きしたことがあります。そういうフィールドワークも必要でしょう。さらに、「高速道路ができて産業が活性化する」論を具体的な事実で反駁していくことも求められます。すでに、道路ができたところで、果たして人々の暮らしがどうよくなっているのか?こういうことも、実際に足を運んで、見て、きいて、調べて、城陽市民のみなさんに返していくことも大事な活動です。
僕は、住民のみなさんとともに、調べ、行動し、声をあげていく政治スタイルを求める者として、これらの活動に全力でとりくんでいきたいと思っています。
市民団体のみなさんは、来週21日の水曜日には、今度は京都府に要望書を提出されるそうです。僕も、とことんつきあいます!!