可能性というもの論、その5。
ひとつ前のその4はこちら。
A塾の生徒で記憶にあるのは、仲良し女子4人組。
みんな同じ私立高校に進学が決まりました。
推薦または単願制度(他に学校受けないと宣言する制度で、点数のかさ上げがある)
を活用して、決まっていったのでした。つまり、競争らしい競争はしていません。
決して偏差値が高いわけでも、お嬢様な女子高でもありません。
ごくごく、普通の女子高。
付属短大があり、成績優秀なら推薦で上にあがれます。
その短大は保育科がありました。
子供が好きな女の子であれば、それほど悪い学校ではないでしょう。
しかし、その仲良し女子のうちふたりは、
保育がしたいわけではなく、偏差値と内申点(通信簿の点数)で
受かるところを、チョイスしただけでした。
「先生、私、本当はなりたい職業があるんだ・・・・・・」
その6につづく。