アーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』を読了。
えぇ、読了です。映画を見たわけではなく、本を読んだんです。
1977年に同じ出版社から文庫で出ているようですが、私が読んだのは2000年に出版された「決定版」の方です。
こちらには著者が序文として、この本が書かれた経緯について述べています。
映画があまりにも有名なので誤解する向きもあるかもしれませんが、映画のノヴェライズというわけではありません。
スタンリー・クーブリックが「語り草になるようないいSF映画」を作るためのアイデアはないかと著者に問い合わせてきたのがすべての始まりだそうです。
本来は小説から脚本(と多少の現金)を捻り出すはずだったようですが、実際には映画の撮影が小説の執筆に追いついてしまい、最後には追い越してしまったとのこと。
この過程で小説と映画は互いに影響を与えあったようですが、著者曰く「狂騒的」というその頃の様子は日記の抜粋から察せられます。
クロヤギは以前に映画を見たことがあるのですが、途中で訳が分からなくなって退屈になり、見るのを止めてしまいました。
小説の方も訳分からなかったらどうしよう、と思ったのですが大丈夫。
SF小説らしいSF小説で最後まで読み通せました。
「SF小説らしさ」って何かと書こうとすると、この記事を書き上げられるのがいつになるか分からないので回避させていただきますが、とりあえずSF読みの方なら面白く読める作品なのではないかと思います。
続きもあるそうなので手に入れようっと。
決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)/アーサー・C. クラーク

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