鉄炮組百人隊出陣式と火縄銃射撃実演(皆中稲荷神社例大祭) | 幕末ヤ撃団

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勝者に都合の良い歴史を作ることは許さないが、敗者に都合良い歴史を作ることも許しません!。
勝者だろうが敗者だろうが”歴史を作ったら、単なる捏造”。
それを正していくのが歴史学の使命ですから。

 

 今日は、会津の方では”会津まつり”ということで、盛大なお祭りが行われており、私の友人の何名かはそちらに行っております。が、私のご近所でも2年1度の例大祭で、鉄砲隊が射撃実演を行うお祭りが行われました。

 そんなわけで、行って参りました。

 

 このイベントは、東京は新宿、駅で言えば山手線新大久保駅ちかくにある皆中稲荷神社の例祭で行われます。

 お祭り自体は毎年あるんですが、2年に一度「大祭」が行われ、その大祭の時のみ「鉄炮組百人隊による奉納射撃」が行われます。

 午前9:40分ごろ、武者行列(鉄炮隊)が隊列を組み始めます。都心部中の都心部、大久保通りに隊列が組まれるわけですが、道が狭いんでw。境内で出陣式が終わると、武者行列は町内をめぐって行進します。

 そして、最初の射撃地である”某ビル前”に到着です。

 ビル玄関前の広場での射撃実演。

 危険防止の指導が年々厳しくなりまして、見学場所からかなり離れた位置で射撃しております。昔は、本当に4~5メートル先から射撃してたので、衝撃波が良く伝わってきたんですが、まぁ危険防止ということで、近年は望遠レンズが必要になってきてしまいました。コンパクトカメラだと辛いかもです。

 

 何気に、行列が動き出す前に場所取りのために先回りしてましたので、場所的は良い場所から撮影できたんですが、真正面というのはなぁ……斜め前ぐらいから撮影したかったのう。

 ということで、射撃が終わると次の射撃場は某小学校なんですが、ここはパスして神社に戻ります。

 えー。神社の参道です。ね?、見るからに狭いでしょうw。普段は町中にある小さな神社というイメージなのです。が、さりげなく隠れた史跡ポイントなのですよ。詳しくは、この史跡案内をご覧ください。

 はい。というわけで、新宿区百人町は、鉄炮組百人隊が住む武家地というわけです。この地にあった稲荷神社の氏子達は皆、鉄炮組なわけですから、その御利益も鉄炮にまつわるモノです。

 つまり「的に当たる=百発百中=当たる」に御利益があります。ギャンブルとか宝くじとか爆  笑

 他にも抽選や合格祈願ってのにも強いらしいです。ちょっち珍しいというか明らかに特殊系でしょw。

 境内にある拝殿です。

 ここでお参りし、なおかつ「某巨大イベント当選」を祈願して絵馬を奉納してきました。

 

 んで、次のメインイベントは、全部隊が一斉射撃を行う野球場でのイベントなんですが、まだ時間があるため小腹を満たすことに。屋台でやきそばを買います。

 

 

 でかっ!

 

 つか、溢れてるじゃん!

 

 お店の兄ちゃん曰く「俺はコレしか教わっていない」とのことで、どうやら”この量は世襲制”らしい。うむ!何回も来てるけどやきそばは始めて買ったので知らなかった。どうやら町内会とか青年会とか、鉄炮組百人隊保存会の屋台なのかな?。なので、伝統なのでしょうw。

 ともかく、小腹を満たすどころか”完全に昼ご飯で満腹”になってしまったので、友人達と一緒に喫茶店に入って時間を潰しますw。

 

 んで、午後になり射撃のメイン会場である野球場に到着。場所取りをしつつ武者行列が来るのを待ちます。今回は、場所取りがことごとく成功致しまして、常に最前列に陣取れました。

 

 武者行列が行進しながら入場してきました。

 地元のゆるキャラ”同心くん”もいます。鉄炮組百人隊は同心によって編成されてますから、そこからの命名なのでしょう。

 球場では、 数種類の射撃が実演されます。ど迫力ですよ!。

 腰だめで撃ってます。

 全部で一番隊~三番隊までの三部隊あるのですが、全部隊勢揃いの一斉射撃は、この野球場だけの実演です。圧巻です!。衝撃波が伝わってくるもんねぇ。

 すべての射撃実演が終わり、大将さまが出てきて「えいえいおー!」

 

 この後は、神社に帰陣し最後の奉納射撃が行われます。

 最後の奉納射撃は境内で行われるんですが、なにせ都心にあるビルとビルの間にあるような小さな神社です。今度は否応無く鉄炮隊と見学位置が近い。昔はもう1メートルほど近かったんですが、年々離されていくなぁ(悲)。ともかれ、衝撃波がジカに感じる距離ですし、よく見えます。迫力満点のはこのことでしょう。

 

 ということで、すべての射撃が終了してイベントも終了。友人達と別れて帰宅の途に着きました。また、次は2年後となります。

 

 武者行列は各地の歴史イベントでも行われていますが、火縄銃による射撃実演を行うイベントは少ない。その意味では、とても貴重なイベントですし、本当に迫力満点なのです。一度は見る価値があります。超絶お勧めの歴史イベントの一つですね!。皆様もぜひ”生で”ご覧くださいませ。

 ま、次は2年後だけどな(苦笑)。