因みにこの文章を書くにあたっての私の心持ちといたしましては、以下のリンクを参考にしてたいただきたく思います。
http://s.ameblo.jp/yabusakade9/entry-12082497319.html決してアニメ血界戦線最終回を批判する意図のものではありません。あくまでも個人の見解を述べるものです。皆様の多様なご意見をお待ちしております。
異界からの階段を上りきったレオナルドは、すっかり変わり果てたHLの様子を見て、
「へ…ふ、ふへへへへ、ふははははははっ
ウワァァァァァァァァァ!!!!!」
と叫びます。
ここで私は「これは漫画のレオナルドとは別人だ」と確信します。思えば髪や服の色も違いました。最初から漫画のレオナルドでは無かったのですね、日本騙された大賞です。
ウワァァァァが、一体どのような感情でのウワァァァァなのか、私には分かりかねます。分かりかねますが強いて言うなら「自分の無力さ」や「あまりの事の壮大さ」に「絶望した」の叫び、という可能性が浮かんできたので「絶望」と仮定して話を進めます。
レオナルドの「絶望」として印象的なのは、原作2巻182ページ。ブラッドブリードを倒した後「あんなヤベェ数のブラッドブリードいるとかマジヤベェわ~みんな押し黙るのも無理ないわ~」と考えるシーンです。思考がどんどんマイナスへ転がり落ちていく様が感じ取れます。(でもまぁすぐに183ページにてドス黒い空気の中から、ぼんやりと光が浮かびます。ドス黒い空気が絶望、ぼんやりとした光が希望であり、ライブラでしょうか。ライブラの存在が、レオナルドの「光を見つけるために目を凝らす力」を一層強くするのでしょう。)レオナルドの絶望の仕方は、心の動きが鈍り、車輪が錆びつき、マイナス思考への坂道を転がり落ちる…静的な絶望タイプ…そんな印象を受けました。というか大抵の絶望はそんな感じだと思います。絶望した際に「絶望した!!!○○○に絶望した!!!」と周りにアピールできる人の絶望ほどライトな絶望はありません。
漫画のレオナルドは自分の中の仄暗い感情をあまり爆発させない人だと感じました。一話で義眼を得た話をするときも、肩を震わせて静かに泣きました。大声を出す時の多くは、いわゆるツッコミモードの時と、てんてこ舞いモードの時でしょうか。フードパニッシュメント事件の時、頼れるザップ先輩は次のように言っています。
「こいつがこんなに追い詰められるのはかなり珍しい」と。
ただ、10巻においてのレオナルドはよく大声を出しますね。カミモヅに監視されながら諱名アプリに打ち込む時、うわああああと叫んでいました。しかしあの叫びは絶望でもヤケクソでもなく、クラウスさんにテン・コードを送るというアイデアが既にあり、自分を奮起させるための大声(もしくはカミモヅの注意を少しでも鈍らせるため?)だったと後になって分かります。ライブラメンバーが間一髪助けにきた場面でレオナルドはうわああああと大声で泣きじゃくります。「もう助かった」という安堵から、泣き叫ぶのです。
随分と長くなりましたが、言いたいことはシンプルです。
≪原作のレオナルドなら絶望しても大声を出しそうにない≫
加えて
≪そこまで衝撃的だった?≫
です。
慣れ親しんだHLがぐっちゃぐちゃにかき混ざっていてさぞかし衝撃的だったでしょう。しかし、レオナルドはいつも自分でこの街では「異常が日常」だと言っています。モンスタートラックやレギオカ千兄弟の様子を見てきた視聴者としては「えっそんな叫ぶほどヤバイの?」と思ってしまいかねません。
でも分かりました。大人なので分かりましたよ。それはもうもの凄い衝撃的だったんですね分かりました。しかし"異常"に対して非常に目の肥えたレオナルド君を絶叫させるほどの衝撃は、ホワイトからのビデオレター(ソニックの粋な図らい)によりあっさりと払拭されます。
えっ
そうなの
その程度の衝撃でしたか
割とすぐ覚悟決まったね
っていうかそもそも覚悟決まったから階段上ってきたのでは
それならばあのくらいの惨状で絶叫するほど衝撃受けないでもらえるだろうか
あそこでレオナルドが絶叫する必然性が私には今ひとつ理解ができません。立ちすくむ、膝をつく、その程度の「絶望表現」ではいけなかったのでしょうか。
以上を「レオナルドのウワァァァァ案件」といたします。
お時間のある方は、是非ご意見、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。