翅のないのがセッケイカワゲラで、翅のあるのがクロカワゲラのようですが、動画の表題はそれを知る前だったので、セッケイカワゲラになってます。
クロカワゲラの飛ぶ力は強くないようで、翅はあるのにめったなことでは飛びません。
セッケイカワゲラやクロカワゲラがいるのは、郊外の小川の近く。

小川の傍の道路脇の雪の上。
写真右側(北側)の雪の上だけに見られ、なぜか左側(南側)には見られませんでした。

単独行動が基本のようですが、密になることも。

翅がないのでセッケイカワゲラ。

翅があるからクロカワゲラ。

なかなかの男前です(女かも?)。

セッケイカワゲラは、-10℃~+10℃の温度範囲で活動しますが、体温が20℃位になると暑くて死んでしまうそうです。
体長は大きくても1センチ位。
春に卵から孵化した1ミリにも満たない幼虫は、川底の砂に潜って秋まで眠ります。
大方の昆虫とは逆に、夏に寝て冬活動します。
秋に目覚めて落ち葉を食べて成長し、12月ころ親となって上陸します。
上陸したセッケイカワゲラは、川で活動している時に流された分を取り戻すため、雪の上を上流方向に歩き続けます。
どうやって上流の方角を知るのかというと太陽コンパスを使っているんだそうです。
だから、晴れている日は皆同じ方向に歩きますが、曇りで太陽の位置が分からない日は、反対方向へ歩いたりすることも。
歩きながら川周辺の地形、特に斜面の傾斜方向を測ることで目的地を定めるそうです。
斜面の最大傾斜に真っ直ぐに向かえば両足に均等に負荷がかかります。
ところが最大傾斜方向からずれて歩くと、一方の足に負荷がかかってよけいに疲れるので、上流がどちらかが分かるということだそうです。
そして何ヶ月もかけて上流に向かい、産卵し命を果てる。
彼らが他の水生昆虫と違って長生きなのは、雪の上を長い間歩いて上流へ帰ってから産卵しなくてはライフサイクルが繋がらないからだそうです。