こんばんは。介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます。
女子テニスの大坂なおみ選手が、ツイッターでうつ病であることを公表しました。それによると、2018年の全米オープンテニス以降、長い間うつに悩まされてきたとのこと。
2018年の全米オープンテニスを言えば、大坂選手が優勝した大会ですね。それ以降うつに悩まされたということは、優勝後の重圧などがあったのでしょうか?(あくまでも勝手な推測)
ちなみに私自身も10年以上前にうつ病と診断されて、今も病院通いが続いてます。
ということで今日は、うつ病について書いてみます。
うつ病は気分障害の1つです。気分障害には、双極性障害(躁うつ病)も含まれますが、この2つは別物です。
うつ病のはっきりとした原因は分かっていません。脳内の神経伝達物質(セロトニンなど)のはたらきが悪くなるのも原因の1つです。それ以外にも、仕事や人間関係からくるストレス、環境の変化によるストレスなども原因の1つと言われています。
これらの理由で脳のはたらきが低下した結果、うつ病になります。
先ほど環境の変化も原因の1つと書きましたが、昇進や出産など周りの人から見たら喜ばしいと思える出来事も大きなストレスになることがあります。よく知られているのが、産後うつですね。
特別な病気ではなく、日本では約15人に1人がうつ病を経験しているという調査結果もあります。言葉を変えると、誰もがかかる可能性があるのです。
症状としては、気分の落ち込み・不安や焦り・意欲の低下などの「精神症状」と、眠れない・疲れやすい・食欲がないなどの「身体症状」があります。これも人それぞれです。
治療の基本は、まず休養です。心と体を休ませるために、何もせずゆっくりすることが大事です。
でも、その人の性格上、または環境的に休むことが難しい場合もあります。
私の場合、仕事は休めました。家事もその頃同居していた義母と夫がやってくれたので、休めたことは休めましたが、「主婦なのに家事ができない」ということがすごく心苦しくて辛かったです。なのでしばらくの間実家に帰っていました。
すごい個人的な意見ですが、女性は家事や育児もあるので、家庭内で十分休養することが難しい人が多いのではと思います。そのような状況下では、入院することも選択肢にあげられるでしょう。
そしてお薬です。最初は抗うつ剤が処方されます。
その人の病状によっては精神安定剤や睡眠導入剤なども処方されます。抗うつ剤は飲んですぐ効くものではなく、2週間ほど様子をみる必要があります。
どの薬にも共通しますが、薬は勝手に止めてはいけません。余計に体調が悪くなることもあります。以前私も経験しました。病院に行く暇がなくて、2日間薬を飲まずにいたら大きく体調を崩し、治るのに3日くらいかかりました。