こんばんは。現役介護員&介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます。
昨日に引き続き、今日も認知症の中核症状について書いていきます。
昨日のブログはこちらです。
中核症状の3つ目は、理解と判断力の障害です。
物事を考えるスピードが遅くなったり、2つ以上のことを同時に処理できなくなることです。例えば車の運転や料理。これらは複数の動作を必要としますが、それがうまく出来なくなったりします。また、長い話を理解できない、ささいな状況の変化も理解できず混乱するといったこともあります。
4つ目は実行機能障害です。計画を立てて実行することができなくなります。言葉を変えると、物事の手順・段取りが分からなくなってきます。
そのため、お風呂に入る、顔を洗うなどいつもやっていることが難しくなります。今までできていた、料理や洗濯、掃除などの家事もスムーズに行えなくなってきます。でも手順を1つ1つ伝えることで、できることもあります。
余談ですが、複数の動作がうまく出来ない・ささいな状況変化にも混乱するといったところは、私の特性と似ているなあと感じました。(あくまで私の場合です。医学的に証明されているものではありません)
こうやって振り返ると、認知症の人は本当に混乱した世界の中で生きているんだなあって実感します。
これらが認知症の中核症状です。次からはBPSD(行動・心理症状)について書いていきますね。
※ライティングのご依頼やお問い合わせは、こちらをご利用ください。