こんばんは。現役介護員&介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます。
先日から、認知症についての記事を連続で書いています。
今日と明日は、昨日のブログで紹介した「中核症状とBPSD」のうち、中核症状について書いていきます。
中核症状には、(1)記憶障害、(2)見当識障害、(3)理解や判断力の障害、(4)実行機能障害があります。
まず最初は記憶障害。ざっくりと言えば物忘れのことです。
私の父もそうですが、誰でも年を重ねれば物忘れが出てきます。ただし認知症の場合、「体験したこと全体を忘れる」、「物忘れをしている自覚がない」、「日常生活に支障をきたすようになる」という特徴があります。
また、新しいことが覚えられなくなり、自分の言動や行動も忘れてしまいます。だから何回も同じ話を繰り返したりします。ついつい「さっきもその話しましたよ」と返したくなりますが、本人にとってはあくまで初めて話すことで、わざとではないんです。そこを知っておくだけでも違うと思います。
次は見当識障害。これは、時間や場所、人が分からなくなる状態です。その結果、今の季節が分からなくなる、道に迷ったりトイレやお風呂の場所が分からなくなる、自分の家族のことを忘れるといったことが出てきます。家族のことを忘れる。これはとても辛いことです。実は私の父方祖父母も認知症でした。やっぱり家族のことが分からなくなり、父はとても辛かったそうです。きっと今、その状況で苦しんでいる方が多いと思います。
長くなりましたので、中核症状の残り3つは次のブログで書きますね。中途半端でごめんなさい。しばらくお付き合いくださると幸いです。
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