こんばんは。現役介護員&介護福祉ライターのさがらゆみこです。いつも読んでくださってありがとうございます。
先日のブログでは、物忘れと認知症の違いについて書きました。そこで今日は、改めて認知症とは何かを書いてみます。
認知症とは、「脳の働きが低下して、自分自身のことや周りの状況を把握するのが難しくなり、生活に支障をきたす状況が6ヶ月以上続いている状態」を言います。以前は痴呆と言われていましたが、2004年に認知症という名前に変わりました。
認知症の症状は「中核症状」と「行動・心理症状(以下、BPSD)」に分けられます。
中核症状は、脳の障害によって起こる直接的な症状です
(1)記憶障害、(2)見当識障害、(3)理解や判断力の障害、(4)実行機能障害があります。
BPSDは、徘徊や幻覚、妄想、暴言や暴力、情緒不安定といった症状です。こちらは、その人の性格や生活環境、体調、人間関係といったことが原因の症状なので、本当に1人1人違います。この「1人1人違う」ところが治療を難しくしているとも言えます。
明日以降は、認知症の症状について少しずつ書いていきます。続けて読んでいただければ幸いです。
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