【保存版】みんな知りたかった!最近の台湾ドラマ事情 | 華流つまみ食い

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先日書いた記事6月スタート台湾ドラマラインナップがとても好評で、たくさんの「いいね」とコメントをいただきました

最近、ベテラン台湾明星が大陸ドラマに進出しているため、好きな台湾明星が出演するドラマは、大陸ドラマが多くなっています
大陸のドラマだと、他のキャストが大陸明星なので「誰?」って思ったり、発音が大陸っぽかったり、別の人の声に吹き替えられたりしています

日本で放送される場合、台湾ドラマは大陸ドラマと区別なく、華流ドラマ枠として放送されます
「でも、やっぱり・・・純粋な台湾ドラマが好き!」と思っている方が多いと実感し、いろんな疑問の解消になればと思って、この記事を書くことにしました


過去に書いた記事も参考にしてくださいネ
『泡沫の夏』に見る台湾ドラマ事情
”主演俳優不足”台湾ドラマ事情


<台湾ドラマ制作>
そもそも台湾ドラマは、制作会社が作成し、撮影が完了し作品になったものをTV局に売り込む、アメリカ式が主流です
日本のように、テレビ局が放送時期を決めて撮影し、放送開始後も撮影が続く日本式とは異なります

なので、1本のドラマが、TV局2局で同時期に放送されるということが多々あります
中には、TV局が決まらず、お蔵入りになることもあります
ただ、DVD化されたり、海外で放送が決まったりすれば元はとれます

放送が始まる前にすでに撮影が終わっているわけですから、オープニング映像やエンディング映像には本編のシーンが使われ、プチネタバレが起きてますよネ

TV放送が始まっても、視聴率が取れなければ、主役が超人気アイドルだろうが、放送が打ち切りになることもあり、視聴率が獲れるいい作品を作る必要があります

日本で、1話は60分枠(CM含む)で制作されますが、台湾ドラマでは多くの場合、1集は90分枠(CM含む)で制作されます
なので、台湾ドラマが日本で放送される場合、不思議な個所で切られ次週分にまわされます


<大陸ドラマに進出する台湾明星>
最近、ベテラン台湾明星が大陸ドラマに進出しているひとつの理由にギャラが挙げられます
台湾ドラマの5倍だそうです
ベテラン台湾明星が大陸ドラマに出演すれば、さらに大陸での知名度が上がります
とくに時代劇で知名度が上がり、大成功を収めている男優や女優もいます
ゆくゆくは、独立し個人事務所を立ち上げ、制作に携わりいい作品が作れるという流れができます
大陸マネーがあれば、質のいいドラマ制作が出来るのも魅力のひとつ
多少の表現や発音の違いはありますが、言語では苦労をしないので一石二鳥
大陸ドラマの多くの場合、本人以外の声で吹替えられるので、台湾なまりがあっても問題ありません

その結果、主演をはれる明星の人員不足が深刻な問題となり、台湾ドラマ界は次世代スターの発掘に力を入れたり、今まで準主役や脇役だった俳優を主役に抜擢する必要があります
一時期、主演に韓流スターを主演に起用し、中国語に吹替えをする台湾ドラマが多く存在しましたが、人員不足とはいえ確実に視聴率が獲れる応急処置といった感じでしょうか


<大陸に進出して大成功した台湾明星たち>
林心如工作室:林心如(ルビー・リン)
明道工作室:明道(ミン・ダオ)
安以軒(アン・イーシュエン)彭于晏(エディ・ポン)吳奇隆(ニッキ・ウー)霍建華(ウォレス・フォ)蘇有朋(アレック・スー)   他


<台湾&大陸の合作>
台湾ドラマには技術があり、大陸には資金があります
台湾と大陸が手を組むことで質の高いドラマ制作が出来るのです

高視聴率を獲るために、有名明星を起用する必要があります
そのために高額のギャラは否めない
技術があっても資金が足りなければ、いい作品は作れません
そこで大陸の資金力が必要なんです
小道具もイミテーションではなく、ホンモノを使うことが出来、シーンにはセレブ感が生まれます
海外ロケも可能となります


<多曼尼家族(ドマーニFamily)>
近年、台湾芸能プロダクションの多曼尼家族(ドマーニFamily)の多曼尼製作有限公司が、ドラマ制作を行っています
主役ではないけれど、準主役や脇役に自社のタレントを起用し売り出します
もちろん、資金は大陸のTV局が出資します
そこで、大陸ロケを敢行し現地の俳優をキャスティングするんです
日本でもおなじみの、『君には絶対恋してない!~就想賴著妳』『晴れのち女神が微笑んで~美樂。加油』『とん♡だロマンス~上流俗女』が多曼尼製作の作品で大陸マネーが活かされました
『君恋』『晴れ女』は杭州ロケ、『とんロマ』には上海ロケがありましたよネ
所属タレントは、
◆張家寧(ミシェル・チャン)⇒多曼尼家族(Domani Family)feat.張家寧
◆張勛傑(マイケル・チャン)⇒【あの頃の君は】・・・ 張勛傑
◆周曉涵(アマンダ・チョウ)⇒【脇役七変化】その26・・・周曉涵
◆嚴乙恩 (イェン・イーン)⇒【脇役七変化】その27・・・嚴乙恩&錢韋成
他には、尹昭德(イン・ジャオトー)、阿本(アベン)、許皓翔、林舒語(リン・シュイ)、向以丞(ヒョン・イーロン、安以軒/アン・イーシュエン/アン・アンいとこ)、邵雨薇(シャオ・ユーウェイ)らがいます
これらのドラマに出演しています


<三立ドラマ>
当ブログにやたら出てくる三立ドラマは、王道の台湾ドラマです
三立電視が制作しグループ会社の三立台灣台や三立都會台で放送されます
また、90分枠以外にも60分枠があります
↑で説明した、制作会社が作成しTV局に売り込むアメリカ式ではなく、放送後も撮影が続く日本式
わたしが昨年10月台湾散歩に行ったとき、偶然『Love Cheque~恋の小切手~幸福兌換券』の淡水ロケに遭遇!そのロケ部分は翌日三立都會台でOAされてました
オープニング映像もエンディング映像も本編シーンの一部では間に合わないため、オリジナルで作られます


<台湾企業買収>
親会社が大陸の有名企業っていう台湾企業が存在します
TV局の中天電視、ネットエンタメ記事で有名な蘋果日報など
買収後は、中国批判ニュースや記事は廃止され、友好的なものになりました
その反面、日本バッシングは増えたのかも・・・???



以上、最近の台湾ドラマ事情をまとめてみました
疑問の解消になりましたでしょうか?
「純粋な台湾ドラマが好き!!!!」って方が多いのは、よ~くわかります
わたしも、同じ気持ちです
でも、これが現実・・・オトナの事情ってヤツです




mi-ha(迷哈)@5/29は、多曼尼家族の林舒語(リン シュイ)25歳、王大陸(ワン・ダールー)24歳、5/30は、向語潔(シャン・ユージェ)43歳、誕生日ケーキ おめでとうクラッカー
『国民英雄-X~國民英雄』チャンネルX記者・顧永恩(クー・ヨンエン)、羅志祥(SHOW)出演の台湾観光局CFにカフェカウンターボーイとして出てた若手俳優です
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