詩編130 古今詩 一陣の風のように 今年も五月の節句がやってきた 多くの時代を経て、時代人にはまったく見向きもされないまま 通り過ぎていくすきま風のように 私の前にも、その風が届けられ 病床の検体として全く動けない我が身の上に 食卓が用意され 天使たちの用意した食べ物の上に一枚の天使の羽のようなカードが舞い降りた 天から私が見守っているというメッセージのように 天の使いのようにほほえんだ