最近あまり工作をしてないせいか、こちらのブログの記事は全然書かれていない。どうもこう、離島暮らしだと部品の入手も大変だし、バルクパーツを買い忘れたりしたら、それっきり全然作業が進まなくなったりで。こうしてちょっと記事を書けば、「参考になります」「私のブログにもきてください」みたいな、しょうもないコメントばかりが数件つくようになると。ネットで金儲けなど、ほんとに儲かってるようなすごいものだったら誰にも教えないだろ。それに鉄道模型工作のブログに、女性がコメントつけていくなんて、普通は無いでしょう。ということで、本文の内容と関係無い挨拶や書き込みは、見つけ次第遠慮なく削除とさせていただいておりますのであしからず。

 そんなことを言いつつ、工作のこと。最近は工作をしていないが、家にある部品などは片付けていっている。東急5000系キットを、引退した熊本電鉄仕様にしてみた。




 実車には数度乗ったことがあるのだが、過去の熊本訪問は全て遊びに行くのが目的だったこともあって、一枚も手元に自分が撮った写真は無し。今から10年前、まだ福岡で学生してた頃に乗った時は、「この路線で運転できる中古冷房車が見つからなかったので、当分この車両を走らせますごめんなさい」みたいな内容の張り紙が上熊本の駅にあったのが印象的だった。

 この車両を作った人はけっこう多いだろうが、なんとか楽して作れないかというのがテーマ。切妻側の前面は、妻板の開口部を埋めて、改めて貫通ドアや窓を開けるのが一般的だと思う。けどそれじゃあ大変。そこで、サービスパーツの東急8000系前面に注目。モールドをすべて削り取って、断面を削るとかして強引に取り付け。雨樋はプラ角棒、ヘッドライトもサービスパーツから切り出し、他のライト類は8000系前面(削る前に)から取り外して、改めて取り付け。側板の妻板側窓は、プラ板で一部埋め込み。

 こんな感じでさくっと作ってみたら、まあまあそれっぽくなったと思う。これなら実質1両分の部品しか使わないから、あと1両を作ることもできるということ。ちなみにうちの熊本電鉄車両は6000系と元南海とに動力を入れたので、これは(静態保存)ということで、動力は入れていない。入れるの難しそうだしな。

 それともう一つ、京成の非冷房赤電。今から10年ほど前、南海の鉄コレがほしくていくつも買った。それこそ大学院の帰りに、ヨドバシ寄って週に2回ペースで買った。ところが、南海が出たのは最初の一回だけ。あとは全て小田急(それもパンタ無し)ばかり。気づけば小田急ばかりが手元に7両くらい集まっていたわけ。あれ以来、鉄コレは開封売りしか私は買わなくなった。

 小田急も、うち1両は開封売りを買い足して新潟交通になり、2両は京王鉄コレとGMキットの京王前面と合わせ、伊予鉄道800になった。けどまだ活用のメドも立たないまま放置されている車両も数両。これらを成仏させるため、GMの京急キットにあった京成前面をつけてみた。





 車体幅の狭い阪神キットに、車体幅の広い京急キット付属の前面をつけたときは、それなりに削ったりの加工はしたものの、すんなりついた。それを思い出し、同じ要領で削ってつけた。更新前の前面だから自動的に非冷房車、そこで非冷房のベンチレーターは、山陽5000系製作用に買った京成3500屋根板バルクから取り出し、屋根に並べる。アンテナ類も京成の屋根板からとってきて搭載、ひとまず2両を作ってみた。戸袋窓も二段になってるのはちょっと...、なのだが、まあ簡単な加工で大変身したってことで、そこはよしとする。あとは部品をそろえれば4両編成にしたいのだが、それはちょっと先のことになるか。

 とまあこんな工作くらいしか、最近はしてないのであまり記事も書けないんだよな。
 よくよく考えれば、今年に入っての初記事な気がするわけですが....。もう「あけましておめでとう」なんて時期でもないわけなので、特に挨拶もなしに記事を書いていくこととします。

 まあなんというかですね、年末上京時はちょっと今回は失敗続きだったわけ。上京初日に飲み会行って、そのまま実質オール&長距離歩いて宿まで帰った。翌日は別のとこへ挨拶に行くも二日酔いと乗り物酔いでぐだぐだ、午後の買い出し時も体から毒素が抜けず、キックミットさんには多大な迷惑をかけることになってしまった。挙句はその数日後に鹿児島で風邪までもらい、一月いっぱいずっと調子が悪かった。南の島からいきなり冬の内地への上京というのは、ただでさえ体調管理が難しいのに、無理をしたりすると、ろくなことはないってことです。他人に迷惑かけるくらいなら、酒なんて飲むなよって感じですわねえ...。ま、風邪とお酒には気を付けろってことですわ。

 さて、その年末上京では今回もまたキックミットさん宅で盛大に運転会を開催。広い運転スペースがあるというのは、うらやましい限りなのである。今回のテーマは滋賀県。いつぞの静岡県と同様、なんとなく「注目されにくい地域」編の第二弾といったところでしょうか。大阪にいた時は、18切符を持ってJRに乗れば滋賀県は通るし、滋賀県には城跡や町並み、お寺なども多くて、なんだかんだで滋賀県の駅で降りたりすることも多かったのだが、「大阪のJRといっしょ」とか思ってしまって、あまり注目することもなかったわけ。




 しかしこうして並べてみれば、琵琶湖線のイメージそのもの。滋賀に来たぜって気分になるわけよ。特急はるかは二往復(だったかな)程度米原まで走ってるので、私が持ってきてみた。223系は4両編成でちょっと貧相であるが、田畑に見立てた芝生マットの上を快調に走る。113系も最近は見かけなくなってしまったが、湖西線や草津線を語る上では欠かせない車両と言えるのではないだろうか。天下の大幹線である東海道線、コンテナ編成もひっきりなしに行きかい、駅の留置線に止まってる風景もよく見かける。




 滋賀県と言えば、京阪電車。本線と異なり小型車両であるが、これもまた風情があってよい。キックミットさん所蔵のパト電がよい感じであり、うちにもラッピング電車がほしくなってくる。左側の水色の地下鉄直通のは私が作ったのだが、鉄コレ動力のせいかいまいちパワーが無い...。




 滋賀県の私鉄と言えば、近江鉄道もそう。パト電のデカールをキックミットさんにいただいたので、こちらは近江鉄道のラッピング電車としてみた。がちゃこん電車も、私が中学生の頃は黄色い中型車が中心だったのだが、いつのまにか西武401系などに代わってしまっていた。117系と並べば近江八幡のイメージか。旧型車のくせに、動力は鉄コレだから走りはずいぶんと静かなものであります。




 滋賀県唯一の非電化路線である信楽高原鉄道のディーゼルも登場。田園地帯を単行でとことこと走っていく。私はこの路線、乗ったことないんだよな。

 まあこんな感じに、滋賀県の路線はほぼ全線を網羅して、今回の運転会は終了。静岡祭り以上の完成度であったように思う。登場しなかったのは、米原から大垣方面の、JR東海の車両くらいだったからな。写真には写っていないが、近江鉄道バスや京阪バスなども登場し、まさにこの日は滋賀県一色となったのでありました。私の居住地では周囲に模型をやってる人間は皆無であり、上京中のこういう運転会というのは、実は私にとってはかなり強力なガス抜きとなっている。こうして毎回運転会に付き合っていただいてるキックミットさんには感謝なのである。次回は東武鉄道をテーマにした祭りということになっているのであるが、こちらも私はかなり期待しているのであった。

 後日、秋葉原の高架下にあるちゃばらで、滋賀県のブースがあって鮒ずしが売っていた。高かったので迷ったが、思い切って買ってみた。世間で言われるほどに強烈な臭みはなく、お茶漬けなどしてもおいしかったのであるが、高価なことと「冷蔵して」家まで輸送が極めて困難であるので、冬限定でしか買えない。私のような庶民には、鮒ずしは極めて敷居の高い食べ物であった。
 離島生活をしていると、なかなかこうね、運転会をする機会もないわけであるが、ひさびさにキックミットさんのご厚意で運転会を開催することに至った。今回のテーマは近鉄。日本最大の私鉄、近鉄なのである。私にとっては準沿線住民(とはいえ長野線だけど)、保有車両数は意外と多い。車両基地に勢ぞろい。




 新旧とりまぜ、鉄コレやGMキットやら、なんかいろいろいます。南大阪線の6020系、6200系がいると思えば名古屋線の1810系、奈良線の900系やはたまた旧型車両の860系などもいる。もう一枚。




 あまり詳しくない人からすれば、ほとんど同じにしか見えない近鉄車両だが、こうしてよく見れば車体の裾絞りがあったりなかったり、クーラーやパンタグラフの数や形や配置が違っていたりと、それなりにバリエーションがあったりする。自分とこにあった近鉄車両を全て引っ張り出してきたわけだが、正直「こんなにあったのか」などと、内心ちょっと驚いていたりする。キットを安く入手してきたり、何かの折にひと編成作ったりを繰り返し、いつのまにかこんなに近鉄が...。有料特急車が極端に少なく、ほとんどが通勤車という、いびつすぎる陣容も、近鉄に限らずうちの私鉄車両の特徴だったりする。これにまだキックミットさん所有の近鉄車両まで加わるわけだから、それこそレイアウトが「近鉄だらけ」になり、壮観な眺めとなるわけである。




 せっかくなので、お寺なども用意させていただきました。お寺に高層マンション、近鉄沿線ではよく見かける光景である。




 今回からはなんと、キックミットさん手製の背景画まで加わり、雰囲気抜群である。二上山を越える近鉄電車、まさにこれである。ちなみにスナックカーはキックミットさん所有のもの。近鉄といえば長野線や南大阪線な私からすると、あまりぴんとこないところだが、こうして近鉄特急を走らせると、もうそれだけでレイアウトが華やかになってくる。






 沿線バスは、今回は奈良交通と近鉄バス。奈良交通バスがこれまたうちにはまとまった数が居たので、それらを惜しげもなく投入。バスはその地域を表す、一番手っ取り早いストラクチャーだと私は思う。だからいつもレイアウトには数台、必ず投入するのである。もっとも、私自身バスに乗るのは酔いやすいため苦手なのであるが。

 まあこんな具合で、普段はあまり出番のない近鉄車両がレイアウトを爆走し、また車両基地に勢ぞろいした近鉄車両を見ることで、私はいつになく有意義な時間を過ごすことができた。特に運転会では関西の私鉄がテーマにあがることがあまりないもので、今回は今まででも上位に楽しかったのであった。キックミットさんの所有しているビスタカーやスナックカーを見れば、近鉄特急もいいなあとは思うのだが、これだけ車両がいれば、当分近鉄を増備するのは止めようなどと思ったりもして、複雑なのである。

 次回のテーマは滋賀県の鉄道。次回もまたよろしくおねがいいたしまする。

 
 滋賀県には滋賀県警による、交通安全のPR電車が走っている。AKBのメンバーを起用した、所謂パト電というものである。私は現物見たことないのだが...。

 京阪の大津線で走るパト電は、プラモデルが出ているよねえ。まあ私はつくったことないけど、キックミットさんが買ったのを見せてもらったら、あのデカールは秀逸で、もうびっくりだった。パト電が2編成あり、ひとつは一般カラーにするということで、無理を言ってキックミットさんにこのデカールを譲ってもらった私。私とこでもパト電をいざ導入、するのであるw

 ところが、導入するのは大津線の車両ではなく、がちゃこん電車のほう。京阪は元々GMのものなわけで、今となっては動力の導入は難しいし、そもそもすでに600形と700形、付属パーツで作った260形と3編成もうちにいる。そんな何両もはいらない。なので、近江鉄道にするのであった。

 原料は鉄コレの上信。実際は雨どいが上にある、GMキットの西武101系を改造すればよさそうだが、この際そこは目をつぶって鉄コレを使う。車体裾を削って、連結面側のパンタグラフを撤去して、あとは塗装をするだけ。車体が黒って、なんか違和感あるな。あんまりそんな電車いないからな。

 ということで、デカール貼ったらあっさり完成。



反対側。




 できるだけ実物に近づけるように、デカールを切ったり並べ替えたりしてみた。




 一部実物とは違うのだが、まあそれなりに見れるものにはなったと思う。近江鉄道はもう一編成欲しいのだが、ラッピング電車は難しいし、展望車みたいなのもちょっと面倒そうだし、どうしようかなと思案中。できれば昔の車両ではなく今走ってるものがいいんだがな。
 めずらしく連投。今回は鉄コレの改造をしてみる。とはいえど、まああまり大したことをするわけでもないのであるが....。

 次の上京時の運転会は近鉄祭り、その次は滋賀県の車両を走らせる祭り、というテーマが決まっている。近鉄のほうはとりあえず準備完了、長らく放置されていた800系などもついに日の目を見て、「うちにはこんなにも近鉄車両がいたのか」とびっくりしたくらいの車両を投入予定。沿線住民の底力というものである。

 まあそれはよいとして、問題なのは滋賀県のほう。これを機会に京阪大津線の車両の整備、工作をするというお互いの思惑もあったのだが、メインのJRと京阪以外にも、滋賀県の電車がいる。近江鉄道と信楽高原鉄道で、近江鉄道なら何度も利用したことがあるわけで、それなりになじみもある(運賃高いよ..)。一方滋賀県で唯一の非電化区間である信楽高原鉄道は、私は今まで一度も利用したことない(信楽へは一度行ってみたいんだけど)。事故で有名になってしまった信楽高原鉄道だが、滋賀祭りともなると投入しないわけにもいかんでしょー、ってことで、軽くそれっぽいものを作ってみた。




 ベースはこの二つ。わたらせ渓谷のほうは、通常版と二両セットのばら売りのとで、2両編成にしようとか思っていたが、両者同じ車番だったので断念。ベンチレーターなどを他にとられ、朽ち果てていた。もう1両は島原鉄道のDC。こちらも2両で走らせる予定が、実物の2両編成は一度も見たことがないこと、コスト削減などで単行になり、増結車両が宙に浮いていた。この二つを合体させればそれっぽいものができるのではないか、などと考えたわけである。

 わたらせをそのまま信楽カラーに変えるのが一番ラクそうだが、やっぱりちょっと前面の印象が違いすぎるのが気になってしまう。そこでわたらせの車体に、前面だけ付け替え。




 これだけでものすごく印象がよくなる。ただし、前面ガラスがはまらなくなるので、車体接合部は裏側部分もきれいに仕上げる必要がある。

 側窓は形こそ実物とそっくりなのだが、高さがずいぶんと上にある。現行カラーにしようと思うと、窓と帯の間に隙間ができてしまうので、ものすごく変な印象になってしまった。そこで旧カラーに塗装をやり直した。




 白色以外は筆塗りをしたせいで、少々汚くなってしまったが、まあ印象はだいぶいいと思う。あとはドア部分などを黒く塗れば完成といったところだろうか。廃車体の活用ってことで、さくっと作ってみたけれど、こうやって前面とか一部側面を変えたりすれば、案外最近の軽快気動車の類は、ほとんど作れてしまうのではなかろうか。軽快気動車の鉄コレは、塗装の練習用と称していろんな仕様を楽しんでみるのもいいかもしれないね。ってことで、連投を終了。
 
 キットを軽く作ってみよう編その1。もうだいぶ前だけど、安かったからということで、キックミットさんに中古のGMキットをいくつか買っといてもらっていた私。年末上京で受け取り、今もまだ手付かずのものがいくつか積まれている。今回はこれらのキットを、ぼちぼち手をつけていこうかなということで、大掛かりな改造などせず、かるーく作ってみましょうということ。豊富なおまけパーツが魅力のGMキット、ほとんどの人が使わないであろう、おまけ前面パーツを成仏させることを目標に、誰でもできる程度の工作を心がけていきたいと思います。

 一発目は京成3300系。




 実車は惜しくもこの前引退してしまった(写真な2012年に撮影)。京成といえば最近の銀色の電車もよいが、やっぱこういう赤電が一番。これを阪神キットでやってみた。阪神キットは今まで多数作ってきたものの、この京成前面と山陽前面はほぼゴミになってしまっていた。まあ山陽は一度作ったけどね。

 ところが.....、京成を作ると決めたは良いものの、前面は非更新のもの。実家が大阪な私は、当たり前ながら非更新車は見たことがない。なんかねえ....、ってことで、ほんとは京急キットと組み合わせようと思っていた、更新車の前面を引っ張り出してきた。当初は幅が違いすぎるから、うまくつかないだろうと思っていたのだが、無理やりつけてみたら、端を削れば思ったよりは素直にくっついた。




 運転台側の側板は、けっこう乗務員ドアぎりぎりまで削らないといけなかった。本当なら乗務員ドアと客ドアの間にある窓は、幅を詰めないといけないのだが、そこまでやると「気軽な工作」から逸脱するような気がしたので、手を加えず。あと妻板は、先頭車と中間車のユニットの間のものは、京王6000系のものを加工して窓や貫通ドアを除去、中間車の、別のユニットと連結する面については阪神キットのものを窓を広げただけで使用。いずれにせよ、形は京成3500キットを参考にした。3300形については、京成3500キットから改造する人もいるようだが、コルゲートやドアのモールドを削る手間を考えたら、阪神キットの妻板を工夫するほうがラクだと思う。

 塗装もねえ....、なにぶん3150系を作ったのは10年近く前。灰色にどのペンキを使ったのか忘れてしまって(灰色9号かと思ったら、だいぶ色合いが違っていた)、結局リバイバルカラーってことで、赤色にした。




 この色よりは、現行カラーのほうがすきなんだけどな。アンテナは京急キット、クーラーは小田急キットの余りからとってきて、いともあっさり完成。阪神キット付属のシールは、京成のがだいぶ少なくなっていたので、ステッカーを別に買った。なんというか、目の覚めるような赤色...、だが悪くは無い。




 まあでも、こうして京急1000系ベースの3150系と並べてみれば、やっぱりその車体の長さが気になってしまうな。阪神キットからは「昭和の阪神電車」を作る人がほとんどだと思うのだが、ちょっと発想を変えれば、こういう京成なども作れてしまうわけで、たとえ完成品には到底及ばなかったとしても楽しい。このキットは絶版にはならないでほしいものです。

 で、結局本来キットに付属していた京成3300前面は、またしてもゴミ箱行きになってしまったのであった。これを京急1000系キットと組み合わせることもできるだろうが、さすがに京成の赤電は、3編成も不要。さて、次はなんになるかなー。東急7000、京王3000、阪急キットなどがまだ未着手で残っている。やっぱ普段あまりみんなが作らないものが見たいよなってことで、次の企画に続きます。
 ひさしぶりの日記更新。まあ鉄道模型やらの工作、さぼっていたわけではないのですが、あまりたいした工作などしてなかったわけで、あまり書くこともなかったというか。

 まあそれはおいといて、ちょっと前、GW中に一度キックミットさんと運転会を開催。テーマは名鉄。名古屋へ遊びにいくことはそれなりにあったのだが、運賃高いし本線と犬山線と瀬戸線以外は、本数が少ないしどうもイマイチ便利じゃないような気がして(目的地のせいか)、あまり利用することのない名鉄であったが、鉄コレやキット組み立て改造、完成品にちょっと手をいれたものなどなど、通勤車や特急車、はたまた気動車や乗り入れ地下鉄車両、電気機関車まで登場し、運転会は大いに盛り上がった。




 これだけ赤い電車が並ぶと、もはや芸術的でさえある。私らはただただ圧倒されるばかりであった....。これが「名古屋の鉄道」ということにしてしまうと、JRやら近鉄やらも出現することになるので、このような赤一色の世界は実現できなかったと思う。鉄道のみならず、沿線をゆくバスも、名鉄バス、岐阜バス、名古屋市バスなどを投入、ストラクチャーも(名古屋城ではなく)犬山城を設置し、運転会は大成功に終わったのであった。本線と、あとは終端駅のある支線も出現、あとは軌道線をどうにかできたらなあ....、それだけが唯一の心残りである。




 西中金や八百津あたりをイメージ。したつもり(島式ホームじゃなかったけれど)。名鉄の終点って、本線系統以外はこういうタイプの駅が多い気がする。機関車が留置線に置かれており、1時間に1本の気動車が入線。

ん?

 あの気動車、鉄コレのキハ20っぽいのであるが、それにしては全長が短くないか???

 この気動車の正体は、これ(のつもり)。




 キハ10。樽見鉄道のハイモ180などと同世代の、いわゆるレールバス。写真はもう5年ほど前、くりはら田園鉄道の若柳駅跡で撮影。確か引退後は栗電へ行ったんだったよな。とりあえず名鉄祭りに向け、車種を増やしたい。名鉄キハ20なら、鉄コレで出ているのでおそらくキックミットさんとこでもそのうち増備されるはずなので、同じ車両ならあってもつまらない。トミックスのハイモ180の動力車が、改造計画がおじゃんになって宙に浮いていた。これらの思惑や事情を考慮して、鉄コレの名鉄キハ20を改造することに。





 単に長さを縮めただけ。側面の窓の形が違うのだが、それを言うならハイモの色違いの北条や三木鉄道はどうなるのよ?という理論でねじ伏せる。実質窓二つぶんを縮める感じでよいと思う。あとはクーラーとベンチレーターは、わたらせ渓谷鉄道DCの廃車体から取ってきたものを搭載し、塗装すれば完成。




 いともあっさり、キハ10っぽい車両が完成。まあたまにはこういうお手軽工作もありなんじゃないでしょうか。同様の方法で、近江鉄道のDCも作れると思う。ちなみに作例はくりはら田園鉄道仕様にと思ったので、運転会のときも含めて名鉄の社紋やサボは取り付けていない。まあ最近はハイモ180の中古なんて、プレミアがついてすさまじい値段になってるだけに、おいそれとは挑戦できないかもしれないが、ちょっと加工すればそれっぽく見えてしまうことだし、たまには工作に興じてみるのも悪くないのではなかろうか。
 だいぶ期間が開いてしまったのだが、今回もまた運転会。年末年始も上京することとしたせいで、お正月の夜もまたキックミットさん宅において運転会開催。前回の両毛地域に引き続き今回も関東、今回は常磐線ということとなりました。

 常磐線は新幹線が並走していないせいで、特急電車がばんばん走る。それなのになぜか地味な気がするw 上野から、私も研修でつくばや東海へ行くときに、よく利用したものです。当時はつくばエクスプレスや二階建てグリーン車などと気の利いたものはなかった。

 しかし急に決まったこともあり、残念ながら今回特急車などの投入はかなわず。




 石岡駅の図。まあ鹿島鉄道の線路は、本当は手前側に延びていくはずのだが..。あずき色の国電と、銀色の新型電車の組み合わせ。もはや時代を超越しております。奥の鹿島DCが私の作。3年ほど放置してたのは気のせいか。まさか実際に運転会で出番がやってくるとはw バスコレも夏に販売になったとき、わざわざ買いに行ったんよねえ...。研修や学会ばかりで良い思い出のない関東鉄道バス、それでもやっぱり手が出てしまうのですw





 車輌を変えれば土浦駅の図。DCを筑波鉄道のにしてみた。筑波鉄道の廃止は1985年ごろ。銀色の新型電車やノンステップバスとの組み合わせは、もはや時代を超越しています。




 鹿島鉄道の終点は鉾田駅。こちらもホームが本当は手前側なはずだがw 鹿島DCは鉄コレのものだが、どうにも屋根の継ぎ目が気に入らず、結局色まで塗り替えたんよねえ..。確か鹿島もキックミットさんといっしょに見に行った。旧型DCは床板も木でできていて、すごく味があったな。廃止になるなどとは、寂しい限りです。一方模型では外見は旧式でも中身は新型、静かにそして快調にエンドレスを周回。




 一方こちらはつくばエクスプレス。私が中古で見つけ、迷った挙句に結局買ったのであります。関東鉄道バスコレを買いにつくばへ行ったときに実際乗って、その新しさや速さに感動、その日の午後に中古で安値で見つけたわけだから、運命とはわからないものです。マイクロの製品の中でも、つくばエクスプレスはよくできていると思うので、これは一家に1編成って感じですね。




 常磐線は取手までは複々線。地下鉄千代田線と接続し、地下鉄も乗り入れてやってくる。複々線が用意できずだったので、あまり出番はなかったものの、一応緩行線の車輌ももってきた。松戸や柏みたいな雰囲気。こちらは両方とも私の作なのだが、本来小田急線運転会用に作ったもの。まさかまた出番がやってくるとはw 

 とまあこんな感じに、常磐線運転会(というかほとんど茨城県南部の運転会)は無事に終了。この数日前に水戸へ行ったりもしたこともあって、なかなかに楽しい運転会でした。やっぱりこうやってひとつのテーマを決めて運転会をするのって楽しい。あれもこれもと出てくると、どうしても実感が損なわれるわけだから。今回もまたキックミットさん宅でお世話になり、ありがとうございました。次は名鉄車輌の運転会、名鉄は私はあまり乗らないのだが(遅いし運賃高いし、目的地はだいたいJRや地下鉄が走ってるしで)、次回はちゃんとバスや建物もまともなものを用意して、盛大にいきたいと思っております。
ちょっと前のことになるけれど、12月に上京したとき、キックミットさんの家において運転会を執り行いました。今回のテーマは両毛。群馬県と栃木県の南部にまたがる両毛地域。東京からさして距離はないはずなのだが、どうにも遠いというか、見過ごされがちな地域であります。




  今回はいつもと違って単線メイン、画像のように駅をJR両毛線と東武線とにわけて走らせるわけである。代表形式がこうやって駅に並ぶと、もう気分は栃木駅(高架じゃないけど)。栃木といえば蔵の町。土蔵もいくつか作る...つもりだったのだが、材料のキットを入手できず断念。その代わりといってはなんだが、駅には大量の高校生w




 田舎じゃ利用者はマイカーに乗れない高校生か高齢者がメイン。下校時刻にかち合ったら、駅のホームはこのようなDQN高校生で溢れている光景を容易に目にすることができる。現在入手可能な人形の高校生を全て揃え、全員の制服を統一し、25人もの高校生をそろえた。着色作業、けっこうがんばったんだよw 今にもにぎやかな話し声などが聞こえてきそうな感じがする。




 こんな感じに単線区間を、短い編成の電車が走り抜けていく。東武3000系はGMの東武8000系前面と、東急7000系キットを組み合わせたもの。帯は手を抜いてシールを貼っている...。





 西桐生駅。実物もけっこう古い駅舎だった気がする。駅には上毛電鉄の電車と、なぜかわたらせ渓谷鉄道の気動車が停車中。「2013年春の訪問時に自分が乗った」というだけの理由で、上毛電鉄はオレンジ色の電車になったというね。わたらせ渓谷鉄道も、トロッコ列車でも用意できればよかったが、時間がなかったのでボツ。こういうのばっかりw




 いつも沿線の建物やバスコレを導入するのだが、両毛地区のバスコレは無いので本当にこれは困った。関東自動車のバスは宇都宮だけでなく栃木にもいるようなので、とりあえずデカールを取り寄せた上で、バスコレに貼り付けて路線バス、ミニバス、観光バスのマロニエ号をそろえてみた。やっぱり沿線のバスがあるだけでも、全然違うよね。バスコレも群馬県や栃木県のバスの種類がもっとあればいいんだけどな。

 短編成の電車が、田園風景の中を駆け抜けていく。なんだか今回の運転会はとても雰囲気がいいというか、はまっていた。街並みも似合っていたし、駅の規模も相応で、運転していて楽しかった。あとは駅前に東横インとスーパーとマクドでもあれば、地方の主要駅の雰囲気は充分なのだが、まあそれはさすがに望みすぎかw 

 今回は短い時間ではあったが、とても有意義な時間を過ごすことができ、キックミットさんには感謝したいと思います。いつもありがとうございます。

 両毛地区は栃木の蔵の町、足利学校、佐野厄除け大師に佐野ラーメン、高津戸渓谷、関東七名城の金山城跡、焼き饅頭などなど見所や名物も多いので、18切符や東武のフリー切符などゲットした日には、この記事を読んだみなさんも一度たずねてみるとよいかもしれませんよ...。
 初めに書いておくが、具体的な内容に一切触れてない「すごく参考になります」「わかりやすいです」みたいなのや、「私のブログにも遊びにきてください」←こういう類のコメントは一切しないでください。してもすぐ消します。

 
さて、前置きはこのくらいにしておいて、私の家には名鉄の車両が2編成居る。トミックスのパノラマカー4両(それも旧製品)と、5500系+7700系各2両。中古でパノラマカーを買ったとき、中間車のうち一両の塗装が大変なことになっていて、それならばとパノラマカーは4両にして中間車は前面を何かから改造するなどして、7700系にした。当時鉄コレ動力なんてものはなかったので、GM動力を入れ...ようにも入らなかった。パノラマカーの車体がどうにも小さく、入らなかった。そこで急遽GMの5500系を動力入りで製作し、4両編成とした。これが5500系+7700系の由来。ところがだ、いざ連結してみると大きさがだいぶ違ってかなり不自然(怒) おかげで作って以後ロクに走らせることもせず放置。

 時は流れ、鉄コレが充実してきてそのうち名鉄5200系なども出てくるようになった。また、先々月にキックミットさんと「今度は名鉄車両の運転会をする」という話になった。もう二度と出番は無いだろうと思っていた7700系+5500系が、よもや出番が来るとは..。しかしせっかくの出番としても、こんな不自然な編成は出せない。そこで急遽5500系を作り直すことを思いついたわけだ。豊橋鉄道の鉄コレが安価で売ってたので取り寄せ、改造の下調べを兼ねてGM5500系と並べてみた。




 一応流れとしては、豊橋の屋根を少し削って、キット余り部品のクーラーを載せるようになるのだが...。まず全長からして全然違う。なんだこれは。鉄コレのほうがだいぶ長い。GMのはずいぶんと寸詰まりに見える。古い製品で、動力に合わせて設計してるGMと、新しい製品で動力の(長さの)自由度の高い鉄コレ、おそらく寸法は鉄コレのが正解なのだろう。




 あ....、高さも全然違うわ。GMのはすさまじく大きい。豊橋は元5200系で屋根が丸くて高いはずなのに、さらにその上を行くGM5500系。これはちょっとひどいな。




 前面。5500系の実物は見たことがないのでなんとも言えないが、GMのも悪くはないように思える...。けど車高が高いw 豊橋のは中学生の頃に実物に乗ったことがあるし、もちろん印象はかなりいいと思う。

 もっと大掛かりな改造(屋根の丸みや高さ変更)を想定していたのだが、ここまでGMのがオーバースケールだと、もはやそんな加工すらも必要ないんじゃないかと思えてくる。豊橋の車体を赤くして、屋根に分散クーラーを載せて、妻板の窓を埋めて、前面にサボ受けを付けてライトを変更すればもう完成w でいいだろきっと...。

 まあこんな具合で今の目で見たら、GMの名鉄はかなり無理があることがわかる。そりゃ売れないよなあ...。そもそもキットを作る人自体壊滅状態なのに、鉄コレのほうが出来がいいんじゃな。付属前面で作れる地鉄や長野の車両も、みーんな鉄コレで出てるしな。しかもはめ込みガラスだし。中学生の頃はわくわくしながらGMキットを作ったものですが、もうそんな時代ではないってことだろうか。寂しいけれど仕方ないか。

 ということで、今から豊橋の塗料をIPAに漬けて落とします....。