毘沙門様のご報告です。
細部の彫り込みをしております。。
甲冑の細かい模様や細工を出していきます。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/00/y-rikiya/a3/e3/j/o0800080013676245971.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/00/y-rikiya/24/90/j/o0800080013676246023.jpg?caw=800)
毘沙門天の甲冑には変形の亀甲(きっこう)紋様が施されていることが多いです。
その名も『毘沙門亀甲』。
それは中国神話の四神のひとつ「玄武(げんぶ:亀の霊獣)」と仏教の四天王のひとり「毘沙門天」が同じ北方の守護神だったので仏教が伝播するうちにかけ合わされたから。
また長寿の亀は縁起が良いので、よりご利益があるようにと用いられたのだそう。
甲冑の紋様にも歴史があるのですね。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/00/y-rikiya/9e/63/j/o0800080013676246038.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20160619/00/y-rikiya/c2/37/j/o0800080013676246061.jpg?caw=800)
髪の毛の刻みをいれていきます。細い丸刀を使い下絵無しでいれていきます。
木目に対し横に刻むときは稜線が欠けやすく特に神経の使う作業です。毘沙門様の豊かで美しい御髪を台無しにするわけにはいきません。
今日はここまで。
展覧会までにはなんとしても間に合わせます。
読んでくださり、ありがとうございます。
米澤