英彦山のオオヤマレンゲ | CATのフィールドⅢ

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CATは少年時代のニックネーム。フイールドは権現山で、内容は
登った山の話しや諸事を日記として掲載。

     

        6月11日(火) くもり後はれ

 

      梅雨前の晴れた日、WJの山友と英彦山にオオヤマレンゲを観に登っ

      た。オオヤマレンゲはひっそりと咲いているので気付かないのか、知

      る限りでは北岳と中岳の限られた所に咲いている。

      昨年に続き中岳山頂の英彦山神宮上宮が改修工事中のため、中岳山頂

      付近は入山禁止になっている。それで北岳に咲くオオヤマレンゲのみ

      を観に登った。

 

      ルート 豊前坊-高住神社-望雲台分岐-溶岩岩-一本杉-北岳-ピ

          ストン(豊前坊)-県立青年の家

      同伴者 IS会長、HOサブ、Sさん、Yさん、CAT (5名)

 

      ↓ すっかり深まった緑の中を、先人たちが造った自然石の石段を

        一歩一歩登って行く。やがて溶岩がむき出しになった岩壁の横

        を過ぎると、一本目のオオヤマレンゲの樹がある。

 

     ↓ 溶岩壁のすぐ上に最初のオオヤマレンゲの樹がある。例年より花が

       少ない様に思えた・・・。

 

    ↓ 登山道から外れた望雲谷へ行ってみる。(二本の樹がある)この場所は

      落石が起きやすく、足元が不安定なので見に行く登山者は限られている。

      ここには咲いていた。

 

    ↓ 一本杉の稜線に出て視界が開ける。ここにヒコサンヒメシャラの樹が

      あるり、高所で花は今頃だが、裏年なのか花は見なかった・・・。幹

      に一つだけ花が落ちていた。花びらに赤い斑紋が有るのが特徴で、地

      名が付いた植物は九州ではこのヒコサンヒメシャラだけだ。(^^v

 

     ↓ 次に見る樹はロープ場の大岩の頭上だ。ここは見逃して通り過ぎる

       登山者が多い。数輪咲いていたが、カメラアングルが悪く撮れなか

       った。

 

     ↓ 北岳山頂ー山頂の直ぐ下、北斜面に樹が一本ある。急斜面で滑り

       やすいが写真を撮りに行く。うつむきに咲くオオヤマレンゲの撮

       影は中々難しい。一つだけ撮って昼食( ^ω^)・・・。

       皆の行動食も出て楽しい山飯だった。山頂は2グループ10数名が

       登って来て賑やかだった。

 

     ↓ 山頂で大休憩後、登った道を下る。登る時はオオヤマレンゲを観

       ながら登ったので気にもならない道だったが、下りは中々の難ル

       ートだ。声を掛け合いながら下って行く。奇岩のローソク岩を見

       ると登山口の豊前坊は近い。

 

     ↓ 下山後誰でも見に行けるオオヤマレンゲを訪ねた。そこは福岡県立

       青年の家にあり、事務所に申し出て中に入る。樹は中庭にあり、花

       は少なかったが、カメラアングルのいい所に咲いていた。

       山中のオオヤマレンゲはみなガレ場の傾斜地のため樹が大きく傾い

       ているが、安定した地面だとこんなに大きな樹になるのかと驚きだ

       った。横に一本ヒコサンヒメシャラの樹があったが、花は咲いてな

       かった。

 

      事務所にお礼を言って青年の家を出て帰路に着いた。今年もオオヤマ

      レンゲは皆を機嫌よく迎えてくれた。

 

      さて、次は宝満山のカエル達だ( ^ω^)・・・。今どの辺りを登っ

      ているのだろうか?