”ただのワガママです”からの | 星麗~しんり~のきまぐれブログ

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日々思い付いたことを書き綴ってます。綺麗な空が撮れたらアップする予定です。


以前
「ちび君の能力や特性を考えると、本当は私立高校に進学させたかった」
と言うような上記記事を書きました。

最終的には、ちび君が一生懸命考えて決めた公立高校に進学することに、私も悩みつつ同意しました。

そんな私の唯一の気持ちの支えが、
「ちび君が進学する公立A高校は、障害のある生徒も受入実績がある。成績の良くない生徒も置き去りにしない。」
と言う情報でした。

実はちび君がA高校を受験することはないだろうと思っていて殆ど情報収集していなかったので(本当に脇が甘い母です)、ちび君が進学すると決まった時、この情報だけが頼りでした。

3月下旬に入学説明会に参加すると、親子は別れて説明を受けることになっていました。
保護者説明会では、まずは進路の話で
「例年、8割弱の生徒が大学・短大進学、2割前後の生徒が専門学校進学、数人が就職です。」
と思いがけず大学進学率が高くビビってしまった 星麗。
姉の姫ちゃんの母校は、そもそも国公立大学か有名私大に進学する為の高校だったので何を言われても当たり前に思っていたのですが、(表現は悪いですが)まさかちび君が進学する高校で大学進学の話が、入学説明会で出るとは…ガーン


ちび君が、公立高校から大学受験することなど想定できていなかったので、
(だから、私大付属高校にしておけば良かったのに…。)
と、母の心は早くも複雑に。

そんなガーンと打ちのめされている時に
「次は、支援の説明です。」
と、話題が変わりました。

「本校は、現在身体障害のある生徒と発達障害のある生徒が○名在籍しており(特定を避ける為具体的な人数は隠します)、支援の教員もサポート職員もおります。障害の有無に関わらず、何でも相談してください。」
星麗 の心に光が差し込んだ瞬間でした。
そしてホッとして涙が出てきました。

その後親子が合流して、教科書など物品販売になったのですが、本当に気持ちが楽に買い物出来ました。

所謂偏差値が高い進学校である姫ちゃんの高校は、誰かに尋ねられて
「○○高校です」
と答えると、
「凄い高校に通ってるんだね。」
と予想通りの反応が返ってくるのが常でした。
私も姫ちゃんの入学当初は、自分のことでもないのに多分誇らしげに答えていたと思います。
しかし、姫ちゃんが不登校になってからは、先生方にご助力いただいていると分かっていても、不信感を持ったりもしました。

しかしちび君が行ける、いわゆるこれと言って特徴のない高校では、何のフォローもされないのではないか、と根拠のない偏見を持っていた自分が恥ずかしくなりました。

余りに普通すぎて学校名を聞かれても恥ずかしくて言えないという保護者の方も少なくないのですが、私がママ友や職場の人に尋ねられてもちび君の高校名を誇りを持って答えられるのは、高校のフォローの手厚さだと感じています。

ごくごく普通の公立高校(偏差値も50くらいです)でも、定時制高校や私立高校に負けないこんな支援があるんですよ、と言う親バカ話でした。