19時00分~21時30分は、選手強化部会主催の「強化稽古」(長後公民館ホール)でした。
さて、タイトルの件ですが『跳び箱は誰でも跳ばせられる』って、挑戦的で刺激的な言葉です。この本のメインのテーマは、「子供が跳び箱を飛べないのは教師の責任」という事です。
跳び箱が飛べないのは生徒のせいではありません。出来ない理由を生徒のせい(=相手のせい)にするのは簡単です。「理屈と膏薬(こうやく)はどこにでも付く」を捩(もじ)れば「言い訳と膏薬(こうやく)はどこにでも付く」で、出来ない理由をや言い訳を、あちこちから持って来る事が出来ます。指導者として一番たやすいのは、生徒(被指導者)のせいにする事です。
「言う通りにやらない」「力がない」「運動神経が良くない」「集中力がない」等々です。ええ、確かにそうかも知れません。しかし、指導者たるものはそこで止まってはいけないのです。
「言う通りにやらないには言い方に問題がある」「力がないのなら長期的になるが力を付ける運動をする/教える/課題とする」「力がなくても出来る方法はないか考える/試す」「運動神経が良くする方法はないか考える」「運動神経が良くなくても出来る様に工夫できないか」「集中力がないが1分だけでも集中できる様に出来ないか」等々と考える事だと思います。纏めれば「指導者として責任感と主体性を持つ」とでも言い換えても良いと思います。
ここで言うところの「教師」は一般的には「指導者」であり、根本的には「空手道の指導者」であり、それは私(小林志光)であると思いました。
向山先生については、この本だけでなく、他の著作も何冊か読みました。「感動した!」です。是非、皆さんも読んでください。
また、サイトで色々と検索をしました。皆さんで直接先生に触れて見てください。
向山洋一先生については、過去のブログでも触れました。
2024年 4月18日(木) 第7574回
先生は教えない? 第7574回
https://ameblo.jp/y-k-yuki/entry-12848903710.html
この著作の紹介です。
タイトル:『跳び箱は誰でも跳ばせられる』~向山式跳び箱指導法
著 者:向山 洋一
出版社:明治図書(新書版)
説明文
教師になったら絶対読みたい、本当に大切なことが詰まった全集!
これまでの向山の著作を、テーマ別に編集した以前の全集にさらに手を加え、いつでも携帯できてすぐに読めるよう新書版としました。
現代の教師のニーズに合わせて再編集した、普遍的な教師のスキルを学ぶのに最適な全集です。
各巻には、授業技量が高い先生方による解説を掲載し、本書を読み解くガイドになっています。
学習指導要領改訂を控えた変化の時代にこそ、新卒・若手の先生にぜひ読んでいただきたい内容です。
内容
跳び箱は誰でも跳ばせられる
「すぐれた事実」は分かち伝えられる
跳び箱を跳ばせられることが教師の常識にならなかったのはなぜか?
跳び箱論争
教育実践の創造
跳び箱が跳べた!子どもの反応
向山式跳び箱指導法への大学生の反応
どこの教室にも跳び箱が跳べない子がいる。しかし本当は、跳び箱はすぐにでも跳べるように
なる。向山洋一氏が開発した指導法では 97%の子供が跳ばせることができる。
これに関してのサイトです。その方法が具体的に出ています。
跳び箱は誰でも跳ばせられる~向山式跳び箱指導法