「んー・・・・・・」
「おい」
「・・・・・・・・」
「おい、上村」
「・・・・・・・」
「・・・・・・起きんか、上村ぁ!!」
「・・・・・・はっ」
とある公立中学の教室内で、男の怒鳴り声が響き、机に突っ伏していたショートカットの少女は跳ね起きた。
「あれ、化け物は…。あ、夢か…」
呟き、顔を上げて上を見れば、額に青筋を立てた男性教師が目の前に立っていた。
教科書とチョークを手にしていて、どうやら授業中のようだ。
男性教師は無理矢理口の端を歪めた。
「おはよう、上村。一つ聞きたいんだが」
「はい?」
「俺の授業はそんなにつまらないか?」
少女は満面の笑顔で言った。
「うん!」
教師の顔から笑みが消え、手からチョークが離れ、音を立てて床に落ち、
「上村ぁ!!」
今度は教室内でなく、校舎中にその怒声は響いた。