仕事と戯れ言と小説の日々 -9ページ目

仕事と戯れ言と小説の日々

何気ない日々や小説を綴っていきます

「んー・・・・・・」


「おい」


「・・・・・・・・」


「おい、上村」


「・・・・・・・」


「・・・・・・起きんか、上村ぁ!!」


「・・・・・・はっ」


とある公立中学の教室内で、男の怒鳴り声が響き、机に突っ伏していたショートカットの少女は跳ね起きた。


「あれ、化け物は…。あ、夢か…」


呟き、顔を上げて上を見れば、額に青筋を立てた男性教師が目の前に立っていた。


教科書とチョークを手にしていて、どうやら授業中のようだ。


男性教師は無理矢理口の端を歪めた。


「おはよう、上村。一つ聞きたいんだが」


「はい?」


「俺の授業はそんなにつまらないか?」


少女は満面の笑顔で言った。


「うん!」


教師の顔から笑みが消え、手からチョークが離れ、音を立てて床に落ち、


「上村ぁ!!」


今度は教室内でなく、校舎中にその怒声は響いた。