モラハラ夫と別れたいのに別れられないのはなぜ? | 結婚生活や離婚に悩む人の伴走者 山咲みき

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自信がないもの同士は惹かれあう


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DVやモラハラに悩むご相談者さまは「自分はモラハラに対して堪えられないから別れたい」と思っていても、実際にどうやって別れるかの具体的な話になると、いろいろな理由をつけて別れるための策を否定し始めます。

例えば、一番多いのは子供のこと、経済的問題です。


離婚したいのはやまやまだけど、子供に与える影響が不安だ。
自分の経済力だけでは生活していく自信がない。
そのほかにも「離婚を切り出した後の夫の暴力や経済的制裁などの反応が怖い」
「ストーカーまがいのことをされそう」
「泣き落としで言いくるめられてしまう」

など、暴力や暴言、経済的ハラスメントに耐えられなくて離婚したいと思っているのに、その暴力やハラスメントが怖くて離婚ができないというメビウスの輪状態に陥ってしまっているのです。

なぜ、このような堂々巡りの状況になってしまうのでしょうか。

 


 

モラハラ夫婦が離婚できない理由




まず、DVやモラハラ問題のある夫(妻)はどういった心理状態にあるのかを考えていきましょう。


DVやモラハラの一番の特徴として「自分至上主意」という事が上げられます。
「自分は正しい、自分は悪くない」
「人の気持ちに鈍感だが自分の気持ちは受け入れられて当然」

コミュニケーションにおいて、他者との関係には興味がなく、すべての基準が「自分の主張を正当化」することに集約されている点です。

DVやモラハラ気質の人にはギブアンドテイクという観念が希薄です。
自分の希望を受け入れてもらうためには、相手を認めて受け入れるという基本的な観念が欠落しています。

自分は無条件で受け入れられるべき存在と信じて疑わないので、少しでも思い通りにならないと暴力や暴言で攻撃します。

そんな考え方は社会では通用しないので、外の世界ではその実態を見せないようにしていると思います。
外の世界では自分の存在価値を得られない抑圧を家庭という閉ざされた空間の中でだけ満たそうとするので、周りにはなかなか認識してもらえないのが厄介な部分だと思います。

 


 

共依存がDVやモラハラを増長させる




共依存という言葉をご存知でしょうか。
DVやモラハラ夫婦にはこの「共依存」という関係性が大きく関わっています。

DVやモラハラ気質の人は、自分の欲求の矛先を受け止めてくれる存在が必要になります。
一般社会では受け入れられないDVやモラハラ行為を引き受ける存在。
それが「あなた」なのです。

DVやモラハラの夫婦のほとんどが共依存という関係性にあります。

いわれのない暴言や不当な暴力に対して抵抗できない。
恐怖から逆らえないという理由のほかに、「自分は暴力や暴言を受けてしかるべき存在なのかも知れない」という間違った認識を植え付けられています。

蔑まれたり非道な扱いを受けてつらいと思う反面「正しい相手と間違っている自分」
「この人を受け入れられるのは自分だけ」という、そこにもまた、サンドバッグとしての自分の存在価値を見出す、共依存の関係性があります。

「自分は正しい、お前は間違っている」と罵倒や暴力で主張して、自分の存在価値を確認する者と「私はそう言われても仕方のない人間」「この人をわかってあげられる、耐えられるのは私だけ」という錯誤がバランスを保っているのが共依存です。

 

 

 

何の根拠もない自分の正しさを相手に押し付けて満足し、理不尽でも相手を受け止めることで自分の存在価値を見出すという、自信のないもの同士の依存で成り立っているのが「共依存」なのです。



共依存とは無縁のものから見ると「なぜそんなことでしかお互いの関係が保てないのか」と不思議に見えますが、そこには「自分に自信がないから」という明確な原因が隠されています。自分に自信があれば他者を攻撃したりせずに自分の存在を保持していられるのですが、DVやモラハラ、共依存の人はお互いに自分を映す鏡のように対になる存在がいなければ成り立たないのです。

「自分に自信がない」者同士が惹かれあって共存しているわけです。

 

 

もっとひどくなると「今までのあなたの認識は間違いだった」と指摘されることで「やっぱり私はダメな人間なんだ」とますます自分を卑下して自信を失くし、この環境でしか生きていけない、逃れられないと諦めてしまうのです。

 


そうなると、「自分の正当性を受け入れる相手」と「相手の苦しみを受け止める自分」というお互いがお互いの存在に依存しあうことで成り立っている世界から抜け出すことは死活問題です。

 

DVや暴言が不当なものであると気づいて逃げ出したいと思っても、無意識に依存し合っている相手と離れることは自分の存在価値を確かめる相手をも失うという不安が足を引っ張るのです。

それが共依存の怖いところなんですね。


DVやモラハラ気質の人はほとんどが自分の矛盾に気づいていません。
それを受ける側も「この関係性はおかしい」と気づかない場合も少なくありませんが、DVやモラハラに耐え切れなくなり「こんな関係性はお
かしい」と気づいてそこから逃げたいと考えるようになる人もたくさんいます。

私のところに来るご相談はほとんどがこの段階ですが、問題はそこからになります。



暴力や不当な扱いには反発を感じても、自分の存在価値を得られていた相手を失うことは「自分のアイデンティティを失うこと」と同じ意味になってしまいます。
それがDVやモラハラから逃れられない一番の理由といえるかもしれません。

「自分のアイデンティティを失う」という不安を考えずにいくら離婚に向けてのアドバイスをしても、根本的問題を無視してしまっては解決には至らないでしょう。

 

 

 

依存している世界から抜け出すために

 

 

DVやモラハラから逃れたいと悩むあなたは、まずは自分の根底にある「共依存」や「自己肯定感の低さ」に気づいて、そこから自分を救い上げることを目指して欲しいのです。

 

 

そこがクリアできれば、あなたはもっと楽になれます。

 

ここから抜け出したいと決心しても、共依存の呪縛に引き戻されて諦めそうになる人には、いつもそばで「大丈夫、あなたは間違っていない」と手を引っ張ってくれる存在が必須です。

その手を引っ張る役目は私が請負います。

本来のあなたが自分を取り戻し、これからの新しい人生をどうやって生きて生きたいのかを、私と一緒に考えてみませんか?




 

 

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