【禅】至道無難唯嫌揀択 (1) | 対人恐怖で悩む内向型治療師のブログ

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私は対人恐怖で、緊張すると手が震える小心者の治療師ですが、
それでも30年余、延べ10万人も施術してくることが出来ました。

その経験から、対人恐怖でお悩みの治療師のみなさんに、
メンタルや施術方法についてお話したいと思います。


至道無難(しいどうぶなん)、唯嫌揀択(ゆいけんけんじゃく) (信心銘)



三祖僧璨(そうさん)禅師の著作『信心銘』の冒頭にあるこの二句は古来有名なものであって、趙州(じょうしゅう)禅師もこの句がよほど気に入っておられたらしく、学人を接得するのによく用いられました。


趙州禅師のこれについての問答が『碧巌録』の中にも、第二則、第五十七則、第五十八則、第五十九則と、四回も出されています。


また至道無難(しどうぶなん)禅師もこの二句によって大悟徹底された方であります。


これほどの句ですから、単なる説明だけではとどかないところがあり、やはりこの句の真意、妙処というものは、各自の実参実究をまつよりほかはないでしょう。



(つづく)








(※)

「茶席の禅語」(西部文浄著) から引用させて

いただきました。 


















各自の実参実究を待つよりほかはない。

まさしくその通りだと思います。

対人恐怖を克服する方法にしても、本を読んだり、人の話を聞いたりしても、それが腑に落ちなければ、何の役にも立ちませんから。