白鳥の湖を演奏するYOSHIKI
DRUMS,PIANO:YOSHIKI X年X月X日生 血液型X
Xのライブをはじめて見る人は、
まず、彼の世界最速のツーバスに息をのむはずだ。
パンクとクラシック、スピード・メタルとバラード。
繊細と過激、礼節とヴァイオレンス。
謎めいた生まれついての「アーティスト」である。
ROSE OF PAIN という曲でオーケストラと共演したことについて
ROSE OF PAIN はもぅ作っている段階からねぇ、弦が必要だったてってゆうか
もぅ、このフレーズは弦だなって思って書いてたから
ま、でも実際にやってみたら、ビックリしたけどぉ、
まずだって自分の作った曲がああやって
オーケストラで演奏されたってゆーとこでまず感動しちゃってぇ
あと…、こんなにもなんか、
ねぇ、ロックとクラシックが合っちゃうもんかなぁってゆーか
なんかいろんな発見がありましたねぇ
このレコーディングでXは一人の音楽家と出会った
斎藤ネコ
Xの第一印象
ビックリしましたね
でも最初に思ったのはぁ、テープ聴いてね、オーケストラを入れたいってゆーから
あのー、プログレのバンドかなって最初思って話したら
ドラマーがピアノが上手で、それにクラシックの素材がずいぶん入っててね
あーゆーバラード的なものを作るってゆーのは
すごい良いことだなって、思いましたね
それから、テープ聞いた時に、
あーやっぱり日本も変わってきたんだなってゆー風には確かに思いましたね
感想は…?
もんのすごい速さで演奏してるのに
意外ときちっと演奏できてたり、コードとかもねぇ、しっかりしてたり
すごいなって思いましたよ、確かに、それは…、これは正直な話ですからねww
んー、別にどこでも良かったんだけどね。
2年間くらい全然自分を見、見つめるってゆーか、見る暇もなく動いてたから
なんかちょっと違う流れの中に自分を置いてみて、
外から自分を見てみたかったってゆう…、結果的には良かったなってゆーか
まず、ひとつはインターナショナルな展開をしたいってさらに実感したってゆーか
海外を目指したいって最終的には、ってゆーことは、強く、実感したし
流れの中での、今まで、えーっと、ねぇ、自分を見失ってたってところを、
なんか見つめられたってゆう点で、すごい良かったんじゃないかな
アメリカへ渡った4人のメンバーとは別に、YOSHIKIはヨーロッパへと旅立った。
どうしてもパリにこだわるYOSHIKI。何故この街は彼を呼び寄せたのか…。
現在は既に主を失い、荒れ放題の古城に一人入っていくYOSHIKI。
そこで彼が見たものは…。
TVについて
最近、なんかねぇ、たまにTVに出るようになったんだけどぉ…、
別に俺なんか、音楽活動やってくうえでねぇ、
そんなTVどーのこーのなんてまったく関係ないことだし
逆になんか、そんなTV見てる人達の中で1人でもねぇ、
その音楽ってゆーか、Xをね、気に入ってくれたら、それはそれで嬉しいし、
そんなところにこだわってる方が、おかしいと思うし…、
関係ないです!! そんなことは
YOSHIKIの口調、怒ってる風ってゆーか、語気が強い気がするんですけど
「元気が出るテレビ」とかに出演してていろいろ言われた時期なのでしょうか?
他のメンバーについて
音楽的には戦えるしぃ、
音楽的なところだけでつながってるわけじゃないってゆーか
人間、として、すべてを含めてつながってるってところで
すごい良いと思います
もっともっと刺激が欲しいww
400年前、ヨーロッパで現実にあった話をもとにつくられた組曲「ROSE OF PAIN」
自らの美貌を保つ為、何百人もの女性を生贄にしたとある国の伯爵夫人
そのそう凄惨な光景を黙って見続けてきたバラの嘆きは、YOSHIKIの嘆きでもある
美や愛や感動だけを求めるには、あまりに小さく弱い人間の存在
美を求めれば醜が、愛を求めれば哀しみが、必ずつきまとう
終わりのない芸術への旅は、YOSHIKI自らを模索する旅でもある
Xの壮大でドラマチックな要素が、フルオーケストラと見事に調和した、
アルバム「BLUE BLOOD」のクライマックスである。