競技力を向上させたいアスリートにとって休養やコンディショニングが重要であるという事が日本でも少しずつ浸透し始めています。
ところが、情報として知っていても行動に移せている人はまだ少ないと思います。
多くのアスリートがどこかに痛みや不調を抱えたままひたすら練習やトレーニングなどの努力をしようとする。
その結果、(無理をしながら間違えた)努力が報われる事はなく、それに耐えて頑張ったというど根性ストーリーを美談にしてリタイアしているのが日本のスポーツ環境と言ってもいいでしょう。
なぜそうなるか…
努力を続けてないと不安なのです。
そして頑張っている今に縋りつき自分を納得させようとする。
その気持ちもよくわかりますが、あなたの本当の目的は努力することではなくてパフォーマンスを上げる事だという事をもう一度思い出してください。
*この感情をコントロールする為に「心」を鍛えるのもメンタルトレーニングです。
一つ例え話をします。
強く踏ん張れない、パワースタンスでの接触が弱く、体幹トレーニングをやっているのにパフォーマンスが改善しないという選手をよく見かけます。
全く関係ないように感じられるかもしれませんが手首に原因がある選手が多いのです。
握力と腰痛の相関性を研究したエビデンスでは握力が弱いほど腰痛になりやすいという結果も出ています。
私はその握力の弱さの原因が手首の歪みにあったのではないか?と疑います。
私たちの体は頭の先から足の先まで神経で繋がり、コントロールされています。それは最新式のAIのように自動で制御されており、どこか一つのネジが緩んでいるだけでも壊れる可能性を感知し、エラー表示が出て動かなくなります。
身体のどこかに歪みや弱いところがあればその箇所が出来るだけ壊れない動き方を自動で選択したり、壊れない程度の力しか出ないように全身のパフォーマンスに抑制がかかります。
このように根本的にパフォーマンスが出せない状態でトレーニングを続けてもリミッターがかかり続けるためパフォーマンスは思うように上がりません。
このような状況から脱却し、正しい努力によって着実にパフォーマンスを上げていくためのパートナーがトレーナーです。
先にもお伝えした通りパフォーマンスにリミットをかけているところは思いもよらない所である事がほとんどです。
単にトレーニングメニューを設定してもらうだけでなく、身体のチェックも受けてメンテナンスとトレーニングを両立してもらえるトレーナーを選ぶ事をお勧めします。
*パーソナルトレーナーも様々です。筋肉を鍛えたいのかパフォーマンスを鍛えたいのかによって選ぶべきパートナーが変わる事を理解してください。
もしあなたがトレーニングの効果をイマイチ実感できずにいるのなら身体の検査を受けに来てみてください。
四つ這いでのトレーニング時に手首が痛くなるのは確実に手首から全身の弱化が起こっています。
骨盤を整えるだけで柔軟性や筋力が変化するのは日常茶飯事です。
こういった情報を知って「へー、そうなんだ」と思って終わる人、先送りにする人(だいたい忘れる)、すぐに行動する人で差がつく。
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