一、二、三、四、五・・・
かくれんぼなんかで、「百まで数えてねー」といわれて、「えー??」となった事はありませんか?
面倒くさいんです。
百でさえあんなにめんどくさいから、千まで数えたことがある人なんているでしょうか?
いたら見てみたいものです。
しかし!
今回の特集は、「一無量大数までいくらかかるか」という事です。
無量大数とは皆さんご存知、日本語の命数法(数の単位)でいちばん大きい単位です。
順番に言うと、
一:1
十:10
百:100
千:1000
万:10000
億:100000000
兆:1000000000000
京:10000000000000000
ここまでは有名ですね!京といえば、あのスパコンの名前にもなってますね。
その先は、垓、𥝱(杼で代用する事もある)、穣、溝、澗、正、載、極、恒河沙、阿僧祇、那由他、不可思議、と続き、最後は
無量大数:100000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000
となります。
1.コンピュータの場合
たとえばあるコンピュータは、一秒間に数を四つ表示するとします。
すると、1秒後=4、2秒後=8、となります。
計算して見ましょう。
無量大数まで数えるのに
25000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000秒
=
416666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666666分
=
6943333333333333333333333333333333333333333333333333333333333333時間
=
289305555555555555555555555555555555555555555555555555555555555日
=
9643518518518518518518518518518518518518518518518518518518518ヶ月
=
803626543209876543209876543209876543209876543209876543209876年
え・・・途方もない数だった・・・
=80362654320987654320987654320987654320987654320987654320987十年紀(decade)
=8036265432098765432098765432098765432098765432098765432098世紀(century)
=803626543209876543209876543209876543209876543209876543209千年紀(millennium)
しかし
これはあくまでコンピュータの場合である。
なぜ人では無理かというと、まぁ、理由を言うより、やってみるといい。
課題:
9999不可思議9999那由他9999阿僧祇9999恒河沙9999極9999載9999正9999澗9999溝9999穣9999杼9999垓9999京9999兆9999億9999万9千9百9十9
を0.25秒で言いなさい
無理です。
私は27秒かかりました。
2.人の場合
いちばん短い数は5、ですね。
一瞬でいえます。
まぁ、さっきのコンピュータが0.25秒かかるところを、人は平均して13.5秒(適当に計算)かかるという事なので、54倍かかるという事です。
もういいね・・・・・・
803626543209876543209876543209876543209876543209876543209876
*
54
=
拒否権発動
なお、803626543209876543209876543209876543209876543209876543209876をちゃんと読みやすくすると、
8036阿僧祇2654恒河沙3209極8765載4320正9876澗5432溝0987穣6543杼2098垓7654京3209兆8765億4320万9876
ですね。
宇宙の寿命は数千億年だかなんだか言われてますが、それを圧倒的に凌駕します。
結論:一秒に4つのペースで1無量大数まで数えると宇宙が8000載ぐらい滅びる