いつもお世話になっているI君の所の事。。


以前、チームを移籍する時にも思ったことがある。

何においても、父親の意見が優先されるんだな、と思った。


父親が決めたことが子供の事なのに決定事項で、それを子供に伝達して、決定となる。

その子供も、父親に言われて納得していくのだけど、「自発的」に意見する事は無いのかなって思っていた。

移籍の時も「もうお父さんが決めた事だから」と言っていた事がとても印象的だった。


I君の父親は、とても社交的だし自分の意思をめちゃくちゃ持っているし、情報も豊富だから、きっとそれが子供のために一番正しいと思ってやっているんだと思うんだけど。

多分、それはそれでいいのだろうけど…。

I君もそれに納得しているんだろうけど…。


そのためか、I君はとっても「良い子」。

聞き分けも良いし、プレイも優等生って感じで。

けど、ワガママを言う事は無さそう。

受け身体質なのかなと思ったりして。

父親の言うことは絶対であって、それがまた父親発信な事も多いから尚更そうなっていったのかなって。

我が家も、私の意見は絶対だけれども、それでも自分が本当にしたい事は言ってくれて良いと思っている。

自己主張は大切にしたいもん。

…おかげで、自己主張強め男児が出来上がって、周りとのトラブルも絶えなかったんだけど。

今となってはそこから成長したなーって思える子達になっている(気がしている)ので、良しとして。


I君が以前のチームから現チームに移籍する時も、我が家と違った事は、「子供達発信」か「父親発信」か。

I君の所みたいに子供の事だからと、父親が全て決めてしまうのが全て良いと思えなくて。

うちの子達とはそこが違うんだなと思っていた。

それが良いとか、良くないとかでは無いんだけど…

いや、個人的にはどうなのかなと思って居る辺りで疑問ではあるんだけど。

うちの子達は自己主張がめちゃくちゃ強い方なので、それをちゃんと私に言える。

私もそれを受け入れつつも自分の意見も子供達に伝えて、その積み重ねで子供達の事を決めることが多い。

前のチームから現チームに移籍する時も、子供達から「移籍したい」と言い出したし。





理由は確かに色々だったけれど、最初に言い出したのも、最終的に決断したのも子供達だったから、親は親なりにそれについて一緒に悩んだ。


色んな葛藤を親子で共有して話した上で(実際子供達で決めた事だけれど、親はそうする事で大人としてあれこれ考えてみたり)、子供達の意見は尊重したし、子供達がそれぞれ別の意見になった時も2人で話合わせたりした。

そうして、皆でそれぞれ意見を言える事が大切だと思っている。

子供達だって、それぞれに主張を持っていることを知っているから尚更。


それは我が家のやり方であって、それをどの家でもなんて思わないけれど、出来れば子供達には選択をさせてあげたらいいのにな、と思えてしまった。


夏休みに、U-12の遠征にU-10以下も「やる気があれば受け付ける」という事だったので、我が家は子供達に聞いて「行きたいキラキラ」ということだったので、自分達でコーチに願い出て、という条件を付けて遠征に行くことにした。


で、今回の3年生メンバーにI君の名前はなくて、てっきり行くかと思っていたからお母さんに聞いてみたら「本人は行くつもりだったみたいなんだけどねぇ」と言っていた。


つまりは大人の意見が尊重されたということなのか…。

本人の気持ちよりも、大人の意見を優先したということなのか…。

心配性、と言ったらそうなのかもしれないけど。

本人が行きたいと言うのであれば、私は行かせてあげたらいいのになって思ってしまった。


I君はちゃんとしていると思うし(うちの子の方がどうなのか…と思ったりするけど、本人達はしっかりしているつもりみたい。笑)、本人がやりたいという事を大人達があーでもないこーでもないと可能性を狭めてしまっていないかなと、少し惜しい気持ちになってしまった。

きっとI君なら大丈夫なのにな、と第三者的には思う。

それでも決めるのはI君の家なので、とやかく言えはしないんだけど。


I君は凄く上手だし、けど少し体力が無いからとか、「やっぱり、遊んじゃうと思うから…」とか言ってたけど、行きたいと言うのであれば、子供を信じてあげるのも親の役目かなって思ったりするんですよね、私は。


逆に、前のチームから一緒のO君。

この子は全く真逆で、全然集中力が無くてしょっちゅうコーチに叱られてばっかりなのに、サッカーは大好きで、それでもやっぱりサッカーに集中出来ない子。

試合だってほとんど出られない。

忘れ物も多くて、それで叱られて、ゲームに出させて貰えなかったりするのに、どこか憎めない子なんだけど。


いつもコーチに叱られてばかりなのに、サッカーが好きと言って続けているのだから不思議。

メンタルめっちゃ強いよね、って思うし。

げも、それならいつも真剣にやったらいいのに、と思うけど、それは難しいみたい。

このO君の親はやりたいという事をやらせるタイプの親。(コーチは大変そうなんだけど、それでも見捨てたりはしない。多分本人が心折れない限り、ずっと付き合うんだと思う)

おかげで、超自由人なのかもしれないけど。


…両極端な親だなって思うけど、私の周りのサッカー少年とそのご両親はそんな感じ。


どちらが良い、とかは言えないけれど、子供がしたい事を親が推し進めてしまうのは少し残念に思う。

発信力が強い父親だから尚更なのか…。


うちはどちらかと言うとO君タイプの親だと思う。(同業だしね。ニコニコ)

子供の可能性ややる気を親が決めてはいけないと思うんだけどなぁ…。

それで諦める子にはなって欲しくはない。

自分がやりたいと言い切るのであれば、私を納得させたらいい、と思う。

子供達にも「私がダメって言ったらどうするの?」と聞いたら「それでも行く!!」という聞き分けの無さ。

というか、子供達は既に私がOKOKを出すって分かってるんだろなー、と思う。

責任は私が取るし、と思っているし。

いつか、「それは無理だよーっガーンアセアセ」って言うことを選んで来る時があると思う。

だけれども、「一旦待ってパーアセアセちょっと方法を考えさせてアセアセアセアセ」と、やりたいことを尊重するために模索すると思う

もしくは、無理だと思えば無理な理由をしっかり伝えると思う。

それでも諦めきれなければ、「自分達で達成する方法を考えてみて」と考えさせるかもしれない。

その代わり、XXは諦めて」と代替案を出すかもしれない。


以前、子供達が小学校に上がった頃、とにかく好奇心旺盛な子供たちは「あれもしたい、これもしたいニコニコ」と言い出した事があって。

時間的にも難しかったし、金銭的にも厳しかったから、「やりたい事はやらせてあげたいけれど、それでもウチは「全部ダメ」って程貧乏ではないけど、「何でもやっていいよ」と言うほど裕福ではないから、本当にやりたい事をちゃんと選択しないとダメなのよ」って話をした上で、子供達の習い事の予算を決めた。(当時の子供達にはその金額がどの程度なのか分からないだろうから、ちゃんとここまでって伝えるって言って)

それを覚えているのかどうか分からないし、金額の感覚はないんだろうけど、今現在ほぼほぼその金額に達している。(毎年増え続ける、タブレット教材の金額はほぼほぼ見ないふりをしているけど驚き)

ある程度の制限も付けた上で子供達の選択が出来るくらいには、母親として頑張っているつもり。


だからこの先もうちの子達には色々な事を自由に選択してその度に一緒に方法を模索していこう、と思うのです。