福岡ダイエーホークスは平和台球場を使っていました。
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平和台球場(ウィキペディア引用)
移転初年度の1989年には球団史上初めて観客動員数が125万人と初めて100万人を超えた。ダイエーがしばらく下位低迷を続けたこともあって、スタンドには空席が目立つことも多く、当時の対西武戦では西武ファンの割合が多かった。1989年4位、1990年最下位、1991年5位、1992年4位と下位低迷した。
1994年伝説の世界の王貞治が福岡ダイエーホークスの監督となって世間を賑わせた。
巨人の監督を勇退してから野球のユニフォームを着なくなるにつれ、寂しく思うようになり、この時期に根本から誘われたのが切っ掛けだった。1995年借金18の5位。「お前らプロか?」と言う罵声を皮切りに次々と生卵がぶつけられる事件が勃発したこの時、王は「我々が卵を投げ返すのは簡単だが、これをファンの意見と取るならば、勝つことしかないんだよ」とコメントした。
巨人監督を辞任する際にV逸の責任を「球団フロントから問われた」のとは違い、「チームのファンから」心無い仕打ちを受けるという、王にとっては今まで味わったことのないほどの屈辱だった。王は「俺は辞めない」「我々は勝つしかない。勝てばファンも拍手で迎えてくれる」と発言した。
1998年は、シーズン残り5試合まで優勝の可能性を見せる。21年ぶりのAクラスとなる3位に入った。1999年に球団創設11年目にして初のリーグ優勝、監督として初の日本一になった。2000年はリーグ優勝してV2を成し遂げるも日本シリーズ敗退する。2003年はリーグ優勝、日本シリーズも再び日本一に輝く
2005年ダイエーが経営不振で、ソフトバンクがホークスを買収した。これは、日本の読売ジャイアンツがプロ野球を支配していた力関係を劇的に変わった。ソフトバンクがホークスを買収すると表明したのは、2004年だった。ソフトバンク、ヤフーの認知度を上げるためには野球が必要だと孫正義はこだわった。「取締役会はほぼ全員反対だった。強引に押し切る形で突入したが、やってよかった」と明かした。福岡ソフトバンクホークスとしてスタートした後に全国でシェアが上がりはじめ、とりわけ本拠地である福岡は向上したと語る。 「九州だけで、利益に換算すると毎年200億から300億円。特に福岡を中心にシェアを押し上げた。これはホークス効果。テレビの放送によるブランドの認知度は、露出度を数字に換算したら年間400~500億円ぐらいの効果がある」「ソフトバンクホークスは最初の数年間こそ赤字だったが、毎年数十億円の利益を出している。(通常は赤字分を)所有企業の広告代として補填するが、ソフトバンク本体からの広告による補填金なしで、球団そのものの運営で黒字が出ている」王監督兼任で取締役副社長兼ゼネラルマネージャーとなった。
まず、ソフトバンクがホークスを買収した時、野球を徹底的に改革した。孫正義氏は世界一の球団を作る。という事を合言葉に球団改革をした。
1,メジャーリーグを研究し既成概念を打破しトレーニングを改革した。日本のプロ野球は筋肉を必要以上つけると体が硬くなる。とにかく走れ、陸上選手のように走れることで下半身を鍛えろ。筋肉をつけすぎるとピッチングなりバッティングなり、しなやかなプレーが出来ないと言われていた。しかし、メジャーリーグは筋肉量がホームランを打てる数が変わる。ピッチングも球速が変わるという事を言われていた。ホークスは早速、ボディービルダーを連れてきたり、筋肉がつくサプリメントを飲むように選手に命じた。選手はまだ、筋肉を必要以上につけると体が硬くなるという迷信を信じられていたので、「ほんとかな?大丈夫かな?」 「筋肉をつけてホームランを量産できるのは、アメリカ人の圧倒的な体の大きさだからできるのでは?」と半信半疑だった。さらに、練習施設にもIT企業らしくipadを選手に支給、60億円をかけて新二軍球場を建てた。そこには、自分のバッティングをすぐに映像で見ることが出来たり、相手の選手の画像が見れたり、自分のバッティングと調子のいい、悪いの映像を見て修正することが出来た。ピッチングもすべて自分や相手の画像が見れてすべて数値化。見たい映像がipadですぐ見れる。クラブハウスも充実してプールやサウナ、ジム、広い室内練習場、サプリメント、プロテインなどない物をないぐらいの施設の充実だった。
2,強いチームを作る場合、競争が全てだ。他球団は2軍制の70人でチームを作るのなら、こちらは育成選手を含む3軍制(のちに4軍制)の100人でチームを作れば、絶対100人のチームが強い。さらに、他球団はドラフトで満遍なくプレーを出来る選手を取っていたが、ソフトバンクは育成選手は何か一つ秀でた選手を取っていく。球速が早い、ホームランを打てる、肩が強い、足が速いなど。後のことはコーチが教える。育成選手からめきめきと力を上げ、球界屈指の選手が出た。
3,いい選手をお金の糸目をつけない。faで良い選手が出てきたらどんどんとる。
これだけの選手や施設を整えると圧倒的なお金が必要だ。経営改革をして350億円の売り上げを上げた。巨人は240億円(2003年)だ。福岡ドームを買収して、福岡ドームの空いているスペースにはどんどん広告を付けていった。看板から飲食、グッズ、イベントの貸し出し収入、商業施設やファンクラブ、放映権料などお金になるものは全部収入にしていった。パリーグをまとめ上げてパリーグtvを作り映像配信に力を入れた。読売ジャイアンツは旧来の地上波経営モデル影響でセリーグtvが出来なかったりセリーグ改革が出来なかった。
ソフトバンクの強さを見てみよう。2023年だと総年俸が62億円だ。巨人は40億円。すでにあの巨人より20億円の予算の違いがある。結局プロスポーツは選手にどれだけ予算を使ったかできまる。2003年から2024年の22年間で日本シリーズ優勝が8回優勝でそのうち2連覇1年挟んで4連覇という偉業である。まさに、常勝。今やプロ野球の盟主が福岡ソフトバンクホークスであり巨人ではない。ちなみに、巨人が2003年から2024年の22年間で日本シリーズ優勝回数は2回である。南海ホークスと比べると想像をはるかに超える成長である。