法律は誰のためにあるのか | ヒビノタネ ★ 旅と食べまきとアートな毎日

ヒビノタネ ★ 旅と食べまきとアートな毎日

万年英語勉強中なダメ女ですが、旅が好き!今は食べまきにハマり中でアボカドやらパイナップルやら栽培してます!相棒はシュナウザーのハカセ。

久し振りの東野さんの作品『さまよう刃』
テレビCMで映画の宣伝を見て、原作を読みたいと思ってゲトしたもの。
  映画化されていて現在公開中です

東野さんの作品は毎回そうなんですが、続きが気になってどんどん読み進み、すぐに読破しちゃいました。
こんなにヒットを飛ばせるなんて東野さんって一体どんな方なのー?( °д°)



そして感想ですが・・・

少年法について考えさせられました。
わたし個人の考えですが、更生する機会を与えることも必要だけど、もう少し刑を重くしてもいいと思う。
少年法があるから守られるという甘い考えをなくすには、もっと重くする必要があるんじゃないかと思うのです。
未成年の犯罪だって少ないわけじゃないし、17,8歳くらいなら良いこと悪いことの判断くらいできるでしょう。
そういうのはキッチリ反省してもらいたい。


それと、若者の仲間意識に対してギョッとしました。
考えてみると、たしかにそういう仲間意識ってあるなぁと思って。
しかもそれは何も若者に限ったことじゃない。
でも、それが犯罪レベルでも変わらずにあるのかと思うと・・・恐い。

「赤信号 みんなで渡れば 怖くない」みたいに、
1人じゃない、○○も一緒
この考えで大きなことをしてしまうんだろうなって。

そうやって作られた結果を、被害者、被害者の周りの人間は許せるだろうか・・・。
被害者側の苦しみを、加害者は感じられるのだろうか・・・。


さまよう刃 (角川文庫)/東野 圭吾

¥740
Amazon.co.jp