増えましたね〜。
何が?
生成AIでドキュメントを作っている人が。
少しくらいは自分で見直した方がいいのでは、と思うものも増えてきました。
個別具体的に挙げてもいいのですが、特に顕著なものがプレゼン資料、予算要求(新規事業)資料、そして国などの説明(解説)資料。支援を受けるのは大いに結構なのですが、明らかにツールに使われている人たちが増えました。無論、生成AIに限った話ではなく、昔から普通にあったことですが。

生成AIが厄介なのは、もっともらしい回答を用意してくることです。引用元は示しつつも、プロンプタの意向を(下手に)汲んでしまうので、微妙に改変されている。特に日本語は、文末の「〜できます」と「〜できません」で意味は正反対になるし、引用元が「〜そうであると見込まれるものの疑わしい部分はあり、可能性としては認められつつ、蓋然性としてみれば限りなく低い」みたいな、ありがちな下手な論文系のものから引っ張ってくると、意向汲みとの合わせ技でとんでも理屈が罷り通り、プロンプタはそれを鵜呑みしてしまうので、なんじゃこれというドキュメントができあがるわけです。
これがイラストなど、一覧性(パッと見でわかる)があるようなものなら間違いに気付きやすいですが、ドキュメントはなかなかそうはいかないですし、そもそもベース知識が曖昧だったり、下手すればほぼなかったりという状況では判定のしようがないので、悲惨な結果を生むことになるわけです。
さらに酷いのが、これは生成AIで作成されたものです、というようなものを出力された状態でのこしてしまっているドキュメント。何を利用したかの明示は当然に必要ですが、構造タグの中がそのままだったり、酷いものは引用画像にもそのまま無批判に汚いものを表示させるようになっていたり(マウスオーバーで浮いてくるヤツなど)、「おいこいつ、絶対分かってないか、丸投げだろ」としか思えない、どうしようもないものも多いです。
哀れなのが、これで自分は使いこなしていると思い込んでいる人たちだけなく、こんなものを見させられている人たちです。かつてワープロが普及し始めた頃、やたらと飾り文字を使ったり、表題を見にくく(醜く)加工したり(WordArtを覚えていますか)などなど、これ以外にも色々ありましたが(ExcelにおけるクソVBA作成物とか)、普及期には仕方のないことかもしれませんが、どうしようもないドキュメントや情報が悪意なく流布される現状を見て、勘弁してくれよと思いつつ、今回はここまで。