13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記 -8ページ目

13年間の人工透析 の末 生体腎移植 を行った その体験記

2002年日韓W杯の年に、慢性腎不全から人工透析治療を導入し、
2014年ブラジルW杯の年に、生体腎移植を決意し
2015年カナダ女子W杯の年に、移植手術をした筆者の
腎移植の体験と、13年間の人工透析生活の体験を書いています

前回はEBウイルスだの
サイトメガロウイルスだのと
聞き慣れない名前が出てきましたが、
これらは普通に私たちの周りに存在するウイルスです。

EBウイルスは、日本人の9割の方が成人までに感染します。
殆どが風邪程度の症状で済むので、
気が付かないうちに、体内に抗体ができます。

ところが私にはこのEBウイルスの抗体がない。
まだ感染したことがないのです。

加えて、免疫抑制剤で免疫を弱くしていますので、
いつ感染してもおかしくない状態です。

体内の免疫(リンパ球)がウイルスと戦っている
ことで高熱がでるわけなので、
今の私のように免疫を抑制している状態ですと、
闘うことすら出来ないので、
逆に高熱が出ることは少ないようです。

しかし、主治医の患者さんで、
退院後一ヶ月後に高熱が出たというケースもあるそうで
安心はできません。
最悪の場合、悪性リンパ腫にもなるそうですが、
全く予防のしようがないので、なるようにしかならないですね。
まさに爆弾を抱えたようなものです。

もともとは、腎移植の備忘録のつもりで始めたブログです。

中断してから4か月になりますが、記録代わりに再開します:


手術直後に医師から言われた、

退院後に症状が出てくる懸念があることが4点ありました。

①EBウィルスによる高熱

②サイトメガロウィルスによる肺炎
③血中カルシウム濃度の上昇による副甲状腺の全摘
④骨密度の減少による骨折(特に右の大腿骨)

これらについては、幸いなことに現時点では症状が出ていません。

特に①と②については、予防のしようがないことなので、

本当にラッキーといえます

おかげさまで腎臓自体の機能は順調で、拒絶反応も起こらず、

起こったとしても、免疫抑制剤の調整でコントロールできる段階に来ています。


ただ、退院後に新たな問題が噴出です。


①白血球が減少する
②悪玉コレステロール値の上昇する
③お腹が出っ張る
④手が震える

さらに、手術前から症状があった太ももの痛みは、

手術後収まっていたのですが、会社に通うようになってから再発しています。

加えて長年の透析で、血管壁の石灰化もかなり進んでいて、

動脈硬化のリスクは比較的高くなっています。


主治医が言ってました。

移植によるメリットもあれば、デメリットもありますよと。


この先数年は、

いつ何が起きてもおかしくない、と言うことを充分認識して過ごしていくこと。

何が起きても、決して慌てず、かといって安心もしないこと。

無理や無茶をしないこと。

を肝に銘じていきます。


猛暑日が続いております(゚_゚i)


今回は

血液データの話をします



腎炎から腎不全、
さらに透析導入へと
推移する過程で



その判断材料となる
血液検査のデータに
血清クレアチニン値(Cr)があります


Crは筋肉で作られる老廃物で
正常な腎臓であれば
尿として体外に
排出されるものです


したがって、血液検査で
Crの血中濃度が高ければ
腎臓に何らかの異常がある
と判断できるのです


Crの正常値は
男性で0.5~1.2位
女性が0.4~0.8位
と言われています


腎不全になると
このCr値がどんどん上がり

2.0を超えると 

加速度的に数値の上昇が速まり


5.0を超えると
もう止めることができず


10.0を超えると
透析導入となります



私の場合、
治療を始めてCrが2.0になるまで
1年は持ちましたが


その後わずか4か月で
透析導入になりました



ちなみに
移植手術前日の

透析時のCr値は、


透析前で14~15位、
透析後でも7~8位でした

透析後でも

かなりの高値なのです


ところが

移植手術直後の
Cr値はなんと、0.8


先週の血液検査でも

0.96 でした



移植によって
全くの正常値になったのです
 

一般に、移植しても

Cr値は大体1.0~2.0位で、
1を切るのは珍しいそうです



データからも
いい腎臓をもらったことが
わかります