点検入庫のクルマ、ブーツが切れていてお預かりになりました。 | 竹田市在住クルマ屋うえしま(りゅうちゃん)の記録 

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竹田市会々の(株)竹田整備工場に勤めています。
大分市のヤマハ専門オートバイ販売店YSP大分に勤めていました(R元年7月退職)
125cc大好きで複数所有。
4輪も大好きです。

長文で難しいことを時々書くかもしれないのでご注意ください。

おんせん県大分の竹田市在住、竹田市会々(あいあい)の(株)竹田整備工場に勤めている上島です。

もうすぐ3月、年度末の会社も多いしクルマやバイクの登録も多い時期です。
幸い、今のところお客さんの動きも変わらず、たくさんの仕事が入ってきます。

今日もタイヤ交換や点検作業を行いましたが、そのうちの一台はお預かりすることになりました。


12ヶ月点検でお預かりした車両です。
リフトで持ち上げて足回りを点検していたら、ドライブシャフトのアウターブーツが切れて、グリスが飛び出していました。
 
上の写真がその様子ですが、なんのことかわかりませんよね。

このクルマは前輪駆動・・・エンジンの回転を前輪タイヤに伝えて走ります。
この力を伝える部品がドライブシャフトです。

そしてクルマはハンドル操作が前輪に伝わり、方向転換しますよね。

ドライブシャフトの力を伝えて動かす部分にブーツ(蛇腹)を被せて、この中にグリスを詰め込んでいます。
グリスで潤滑するわけです。

このブーツは丈夫なゴムですが、さすがに距離を走ると傷んで破れてしまうんですね。
破れてグリスが出てしまうと、潤滑できず壊れてしまいます。
そこで交換が必要になって、部品注文して整備することになりました。

前輪駆動のクルマでは、定番の修理だったりします。

この部品、破れたまま走っているとガリガリ!と音が出始めます。
今回はまだ初期だったので音は出ていませんが、早めに気がついて何よりでした。

やっぱり点検は必要なんだな、と整備しながら感じた瞬間でしたね。
 
ということで、いつものことですが未然に不具合を防止するために「定期点検」をオススメします。

壊れてから気がつくと、時間とお金が余計にかかりますからね。