今日は「整備、修理、事故の見積もりには『見積り料』がかかることがある」という話です。
「かかることがある」とは、「それは〇〇が原因ですね」と判断できてそのまま修理した場合は、修理代金だけなので見積り料はかからないはずです。
また、事故や原因の難しい修理でも、整備、修理作業に入ったら見積り料はかからず修理代金だけの請求になるはずです。
はずです、というのは日本全国の整備工場がそうとは言い切れないので、断定していませんが、たいていそうなるはずです。
しかし、「見積りしたけど修理、整備しない」場合は、見積り料がかかると思っておけば間違いありません。
(その場合の計算は、作業内容やお店で異なります)
では「なぜ見積り料がかかるのか?」
それは、外から見ただけでは判断が付かない場合、分解したり整備書やパーツリストを調べて、時間をかけて見積り書を作成するからです。
ということは、工賃と同じ考えですね。
「えっ作業してないのに?」と思う人もいるかもしれませんが、その見積り作業にかけた時間で他の作業を進められたかもしれません。
そこで、かかった時間を見積り料=作業工賃として請求します。
ただ、最初の方に書いたように、修理作業すれば頂かないことが多いはずです。
あくまで店側からすると「ただ働きにならないように」しているだけです。
仕事した以上はその分をもらわないと、お店が無くなってしまいますからね。
そして私の経験の範囲で、見積りが難航するのは「事故」です。
外から見える範囲で見積りして、いざ分解したら「あっここも割れてる(汗)」なんてことは日常茶飯事です。

(写真はイメージです・・・)
そうなると、「やっぱりここも割れてたので〇〇〇円追加です」と連絡して、「いいよ~交換しておいて~」などと軽々と返事はもらえません。
そのあたりを、実際に分解したり経験上このあたりが壊れていると判断したりして、見積り書を作成します。
(そしてお客さんや保険屋さんとのやり取り・・・)
私も前職を退職前に事故見積りをして、お客さんは初めての事故、保険屋さんは「えっ言ってませんでしたっけ?」と話が違う、などなど最後まで見積りには苦労しました。
そのため、もしクルマやバイクの事故や修理見積りで「ちょっと難しそう」と思える内容だったら、依頼するときに「見積りには時間がかかるか」「見積り料が必要か」を問い合わせしておくと安心です。
とくに事故の場合は、お店はもちろんお客さんも冷静になれない状況なので、後で困らないように確認をオススメしますよ~