皆さん、バイクに燃料計が装備されていますが、どう思います?
「えっ普通でしょ?」
「あると便利!」
「バイクには燃料計なんて無いのが普通でしょ」
いろいろと思うでしょうが、「いらない」人はいないでしょうね(笑)

上の写真は「MT-25」です。
ほんの10年ほど前までは、バイクに燃料計が無いのは「普通」でした。
装備されていたら、「このバイクには燃料計があります!」とウリにしていたくらいです。
排気ガス規制の影響やインジェクション(電子制御燃料噴射)式に変わったことから、燃料計が装備されるバイクが一般的になりました。

こちらは、生産終了された「ドラッグスター400」です。
キャブレター式の2001年モデルから燃料計が装備され、燃料計ある!ことが購入理由の一つというお客さんも多かった記憶があります。
クルマに先に乗っていて後から二輪車免許を取得する方も多いので、燃料計は重要なんですね。

オフロードバイクだと部品を軽く小さくするために、燃料計の代わりに「燃料警告灯」が装備されていたりします。
写真はセローのメーターです。
ガソリンタンクの残量が残り2リットルくらいになると、警告灯が点灯します。
燃料計と違って、「今どのくらい使ったか、残っているか」はわかりませんが、トリップメーターと併用して走行距離からだいたいは計れますし、無いよりはずっと安心です。

こういったバイクではどうしているかというと、トリップメーターを利用して、「このくらい走ったら給油」という目安を決めて走ります。
最初は緊張しますが、慣れればガス欠にならずに済みます。
それでも走る条件で燃費が変化します。
もしガス欠になったら走れません。
それを防ぐために、燃料コックの切り替えを設けて、一定のタンク容量までは使えますが、そこからはコックのレバーを切り替えないと使えないようにしています。
写真のTWだと、満タンで7リットル入りますが、残り2リットルくらいで使えなくなります。
「えっまだタンクに入っているのにガス欠?」という症状が出ますが、その時に写真の燃料コックのレバーを上向き・・・「RES(リザーブ)」に切り替えると、残り2リットルのガソリンが使えるようになります。
「え~面倒」と思う人もいるでしょうが、最初の方で書いたように、ほんの10年ほど前まではほとんどのバイクが燃料コックで切り替える仕組みでした。
もし「昔のバイクが欲しい!」と思ったら、燃料計がなくて燃料コックで切り替える車両が普通なので、そのあたりは知ってもらっておくと安心です。
以上の内容は、車種によって細かい部分で違いがありますので、詳しくはその都度確認をしてくださいね!
