聞いたことはある、またはそんなもの知らないという人もいるでしょう、「冷却水」の説明をします。
クルマのほとんど、バイクだと125ccを超えるとほとんどが「水冷エンジン」です。
エンジンを冷やすときに冷却水を利用する仕組みです。
冷却水は「ラジエーター」という部品が走行中に風を受けて、冷やされます。
エンジンで熱くなった冷却水が、ホースを通じてラジエーターに、そしてまたエンジンへ、とぐるぐる循環するんですね。

このLLCは定期的に交換が必要で、ヤマハの場合は新車から5年、その後は3年ごとに交換するようメーカーは指定しています。
わが社の場合は、最初は3年目に、その後は2年ごとの交換をオススメしています。
言ってみれば車検の時期に合わせて交換をオススメしています。
車検のない400cc未満のバイクだと、一度も交換したことがない、という話もたくさんあります。
どうなるかというと、まずはLLCが劣化して冷却性能が落ちます。
そして、通路を洗浄する性能が落ちるので・・・最悪ラジエーターやパイプが詰まってしまうことがあります。
時々、「ラジエーターの警告が表示される」と入庫することがありますが、そんなときに点検すると、冷却水が灰色に濁っていたりします。
冷却水は赤や緑に着色されていますが、傷んで変色しているんですね。
最悪オーバーヒートしてエンジンが焼き付く可能性があるので、ぜひ定期的な交換をお願いします!
クルマの場合は、10年くらい前から「スーパーLLC」と呼ばれる10年以上交換する必要がない冷却水を採用しているしゃしゅが増えています。
自分のクルマはどうかな?と思ったら、お店に確認して下さいね。
交換する場合は、わが社の場合はだいたい4~5,000円程度で作業しています。
冷却水の必要量や作業内容で車種ごとに変わりますので、「交換したい!」と思ったらお問い合わせ下さいね。
ということで、冷却水(LLC)の説明でした!